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2010 Fiscal Year Annual Research Report

都市計画・地域計画における子ども・青少年の具体的参画方法の開発に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20560576
Research InstitutionMiyagi University

Principal Investigator

田代 久美  宮城大学, 事業構想学部, 助教 (50325932)

Keywords子ども / 都市計画 / 地域計画 / まちづくり / 住民参画
Research Abstract

近年「住民参加型まちづくり」として各地でワークショップが多数行われているが、それらの成果が必ずしも実際の計画に活かされているとは言いがたい。特に子どもを対象とした場合には、計画を作っただけで終わってしまうことも少なくない。「こどもにやさしい」とは「すべての人にとってやさしい」ことである。日本の都市が「子どもにやさしい都市」に移行していくための方法として、子ども・青少年の参画手法の開発が必要である。そこで、EU諸国では250都市以上、環アジア太平洋地域でも90都市以上の自治体が進めているユニセフの「こどもにやさしいまちづくり」施策を実施している都市について、子ども・青少年のまちづくりへの参画方法に関する調査を行った。
調査では、行政がユニセフで示されている9つの基本条件を取り込んでおり、地域の大人が子ども・若者の参画を支え、行政内部でも連携が進められていることが成功要因のひとつであることが明らかになった。日本以外のアジア諸国では、ユニセフの基準を活用した「こども・若者の参画に関する都市の評価スケール」の開発にも取り組んでいた。都市戦略としてこのユニセフのしくみを導入している自治体は日本ではまだひとつもない。しかし市町村レベルとして施策に盛り込みたいと関心を持っている自治体は数は多くないながらも日本全国にあることも明らかになってきた。そこで今後は日本の社会システムに合った評価スケール、自治体のまちづくり計画策定に子どもの参画を進めるための手法、そして行政の計画へ結びつけるプロセス、の開発により日本国内のしくみづくりとネットワークの整備を進めるとともに、国際的な評価基準にも適合できるものに発展させることが必要である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2010

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] ワークショップにおける役割-子どもの参画を促進する「役割期待」のケーススタディ その22010

    • Author(s)
      田代久美
    • Organizer
      こども環境学会
    • Place of Presentation
      広島市まちづくり市民交流プラザ(広島県広島市)
    • Year and Date
      2010-04-25
  • [Presentation] こどもにやさしいまちを広げるために:第1回アジアパシフィックネットワーク会議報告と今後の課題2010

    • Author(s)
      吉永真理、田代久美, 他10名
    • Organizer
      こども環境学会
    • Place of Presentation
      広島市まちづくり市民交流プラザ(広島県広島市)
    • Year and Date
      2010-04-25

URL: 

Published: 2012-07-19  

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