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2010 Fiscal Year Annual Research Report

難治性小児喘息児童のストレスマネジメントに有効な園芸プログラムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 20580042
Research InstitutionAgricultural, Food and Environmental Sciences Research Center of Osaka Prefecture

Principal Investigator

豊原 憲子  大阪府環境農林水産総合研究所(環境情報部・環境研究部・食の安全研究部・水産研究部), 環境研究部, 主任研究員 (40333421)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山本 聡  兵庫県立大学, 大学院・緑環境景観マネジメント研究科, 教授 (10231672)
長谷 範子  四天王寺大学, 人文社会学部, 准教授 (70390143)
Keywordsストレスマネジメント / 喘息 / 臨床心理 / 児童心理 / 園芸療法
Research Abstract

入院児童のストレスマネジメントに有効なプログラム構築について、種まき、幼苗から育てるという一連の栽培管理が園芸へのこだわりを高めること、栽培した植物や作品を家族など他の人に見せることがやりがいを高めることが明らかとなった。これをもとに、種まき-栽培-収穫-利用(食べるなど)の行程に加え、家族や周囲め人と成果物を共有するプログラムを追加し、最終年度に対象児童4名に構築したプログラムを実施した。あらかじめ花などの成果物は病院玄関に植えて来院者の観賞用とする、収穫物は家族にプレゼントするなどの目的を明らかにすることで、これまでの収穫物を食べることによる達成感に加え、人を喜ばせる楽しみが目的意識ややりがいを高めることに役立ち、参加した全員が一時帰宅中に園芸を話題として家族とのコミュニケーションをはかったことが報告された。うち一人は病棟内での行動に顕著な改善が認められ、スムーズな退院へとつながった。
入院児童のストレス特性を把握するために、学童保育に参加する20名程度の児童を対照群として水稲および大根の栽培プログラムを実施した。結果、対照児童は植物への関心について個人差が大きく、目的の明確な収穫で積極性が高いが、栽培管理でストレスが高まるケースがあった点で入院児童とは異なった。
医療機関における庭園デザインについて、これまでの調査から、下草が繁茂して見通しの悪い植生が行動の制限要因となったことから、既存植栽について児童の目線よりも低い枝を積極的に刈り込み、下草管理を頻繁に行った結果、植栽エリアへの進入について抵抗が小さくなったことから、入院児童が関わりやすい庭造りのあり方が一部明らかとなった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 院内園芸活動が難治性小児喘息児童のストレスマネジメントに及ぼす効果(2)2011

    • Author(s)
      長谷範子
    • Organizer
      第22回日本発達心理学会
    • Place of Presentation
      東京学芸大学(開催は中止、論文は成立)
    • Year and Date
      2011-03-26

URL: 

Published: 2012-07-19  

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