2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20580269
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Research Institution | Matsue National College of Technology |
Principal Investigator |
高田 龍一 Matsue National College of Technology, 環境・建設工学科, 教授 (00321472)
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Keywords | ASR反応抑制 / 促進養生 / 廃ガラス / オパール石 |
Research Abstract |
促進養生によりC-S-Hの生成を促進し、このC-S-Hによる遊離アルカリの吸着固定によるASR抑制効果について検討を行った。 ASR反応性骨材であるガラス骨材を用いて、初期蒸気養生を行った場合のASR抑制効果について試験を行った。初期養生温度を60℃、80℃とし養生時間を4時間から12時間まで2時間刻みで試験した結果、初期養生温度が高いほど、かつ養生時間が長いほど抑制傾向を示したが6カ月時点での膨張率を0.1%以下に抑えることができたのは、いずれの温度とも12時間の養生時間のみとなった。 そこで、この手法の効果を他の反応性骨材にも適用し、オパール石を用いて同様の条件にて試験を行った。 試験の結果から、初期養生温度60℃の場合6時間以上の初期蒸気養生を行うことでASR抑制が可能であることが明らかとなった。また、80℃の場合は10時間以上の場合にのみASR抑制効果が見られた。 以上のことから、反応性骨材の種類により効果が異なり、かつASR抑制に効果的な養生条件が存在することが明らかとなった。 この効果を裏付けるための、促進養生と強度の関係については次年度以降の検討課題とした。
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Research Products
(2 results)