2010 Fiscal Year Annual Research Report
一分子蛍光相関法による転写因子NF-κB高感度・迅速検出法開発と救急医療への応用
Project/Area Number |
20590559
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
北島 勲 富山大学, 大学院・医学薬学研究部(医学), 教授 (50214797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
仁井見 英樹 富山大学, 大学病院, 助教 (50401865)
畠山 登 富山大学, 大学病院, 准教授 (70251907)
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Keywords | 1分子蛍光法 / 転写因子 / NF-κB / 炎症性サイトカイン / 迅速検査 / 全身性炎症反応候群 / 救急医療 / 菌血症 |
Research Abstract |
1分子蛍光相関法(FCS)による転写因子NF-κB田活性化の定量検査法に関する測定精度を向上させるための基礎的な検討を行い、以下に示すような改良を加えた。1)競合アッセイ法の開発:FCSはブラウン運動計測を原理とするため、粘稠度を一定し、核蛋白の非特異結合をいかに排除できるかが鍵となる。蛍光標識プローブに対し、非標識NF-κB特異結合プローブ過剰量入れた競合反応並進拡散時間と蛍光標識プローブに対し非標識NF-κB非結合プローブを過剰量入れた並進拡散時時間の比(Ta/Tb)が、Pfw+NF-κB複合体の有無に基づく並進拡散時間差に相当するアッセイを考案した。本法により、プローブ濃度と粘稠度が一定となり、含まれる夾雑物の影響が相殺される。蛍光標識核酸プローブとの複合体形成に基づく並進拡散時間延長を正確に知ることができ、高精度定量法が確立できた。2)本態性高血圧患者45名のリンパ球核内NF-κB量と各種パラメーターとの関係を検討し、日中拡張期血圧、Body Mass Index,総コレステロール、中性脂肪、血中乳酸値とNF-κB活性化量が単相関する結果が得られた。さらに高血圧症にメタボリック症候群を合併すると、NF-κB活性化量が有意に上昇することが明らかになった。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Reduced expression of the ATRX gene, a chromatin-remodeling factor, causes hippocampal dysfunction in mice.2010
Author(s)
Nogami T, Beppu H, Tokoro T, Moriguchi S, Shioda N, Fukunaga K, Ohtsuka T, Ishii Y, Sasahara M, Shimada Y, Nishijo H, Li E, Kitajima I
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Journal Title
HIPPOCAMPUS
Volume: 21巻
Pages: DOI:10.1002/hipo20782
Peer Reviewed
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