2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20590576
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
梅野 真由美 The University of Tokushima, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (00213497)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中堀 豊 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (10172389)
山野 修司 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (30166772)
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Keywords | 不妊症 / 遺伝子解析 |
Research Abstract |
1.男性不妊症におけるY染色体の欠失解析法の研究 男性不妊症患者のY染色体の微少欠失の解析については、Multiplex PCR法およびマイクロチップ電気泳動法を使用する、簡単で迅速な検査法について開発を進めている。さらに効率的に解析を行うために、DNA抽出操作が省略できる血液直接PCR法の導入を検討した。その結果、わずか0.2μ1の血液でDNAが増幅でき、マイクロチップ電気泳動法での解析にも十分応用可能であり、迅速解析法として有用であることが示唆された。 また、今年度、この研究に関する特許を取得することができた。 2.Y染色体に関する遺伝的背景の研究 Y染色体の多型解析は人類の進化、人種・民族などのルーツや移動を調査するのに用いられている。今回ベトナム人の起源・ルーツについて知るため、ベトナム人男性についてY染色体のハプロタイプの解析を行った。その結果、日本人ではあまりみられない01、02タイプが、ベトナム人では約40%の頻度を示し、日本人とベトナム人では起源・ルーツが異なっていることが示唆された。 3.不妊症に関する関連研究 Ca ionophoreとroscovitineを併用した卵活性化法について研究を行い、極体放出、前核の形成および活性化率の時間的推移について検討した。
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Research Products
(2 results)