2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20591004
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
木村 円 熊本大学, 医学部附属病院, 助教 (60433025)
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Keywords | 幹細胞 / 神経筋疾患 / 筋ジストロフィー / 遺伝子治療 / 移植・再生医療 |
Research Abstract |
本研究の目的は"神経筋難病の幹細胞/遺伝子治療法の開発"である。具体的には難病・筋ジストロフィーをターゲットに定め、病的骨格筋に治療用蛋白質"dystrophin"を導入する(replacement therapy)ことである。 1)まず治療研究に用いるウイルスベクターの作成及びその機能の確認をおこなった。特にマーカー遺伝子(LacZ, eGFP)、複数の短縮型dystrophinとdystrophinle GFP fusion遺伝子、骨格筋への特異的分化誘導を促す因子(MyoD, Pax7など)を発現カセットにサブクローンを終了し、シーケンシング、HEK293細胞等に導入し、FACS、western blotting、免疫染色で確認した。 2)一部はすでにLentivirus vector作成用カセットに挿入し、ベクターを作成、CMV, RSV, CAGなどの非特異的プロモーター以外に、骨格筋特異的なHuman Skeletal a-actin gene promoter (HSA), CK6 (modified Creatinin Kinase promoter 6),CK7を用いた。マーカー遺伝子及び、短縮型dystrophinとdystrophinle GFP fusion遺伝子、MyoD, Pax7の発現をHEK293細胞などの哺乳動物細胞で確認した。 3)調節型myoDをマウス由来線維芽細胞に導入し、ex vivoおよびin vivoで骨格筋への分化誘導を行い、mdxマウスへの短縮型dystrophin遺伝子導入に成功した。さらに効率を改善するため検討を続けている。一部は 4)作成した治療用ベクターをモデル動物(mdxマウス)に直接筋注した。長期的な発現を確認し、特に生理学的評価として骨格筋の収縮性・耐性の評価としてspecific forceとcontractionに対する耐性試験を行った。 5)プロモーターの調節領域の詳細な検討のために、それぞれの発現カセットを含むベクターを用いTgMラインを作成した。骨格筋、心筋、多臓器の発現活性を検討し、プロモーター領域の組み合わせによる治療応用の可能性を提言した。
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Research Products
(20 results)