2009 Fiscal Year Annual Research Report
BAC遺伝子導入マウスを用いたStARのミトコンドリア標的シグナルの必要性の解析
Project/Area Number |
20591231
|
Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
石井 智弘 Keio University, 医学部, 助教 (70265867)
|
Keywords | steroidogenic acute regulatory protein / ステロイドホルモン / 細菌人工染色体 / トランスジェニックマウス |
Research Abstract |
本研究は急性期ステロイドホルモン生合成の律速段階であるミトコンドリア外膜から内膜へのコレステロール転送の分子機構を解明することを最終的な目標とするものである.当該期間では,コレステロール転送の主たる調節分子であるsteroidogenic acute regulatory protein (Star)のミトコンドリア標的シグナルの役割を」in vivoでの機能解析により明らかにするため,下記の経緯で,ミトコンドリア標的シグナルを含むN末端側47アミノ酸を欠失した変異Star (N47-Star)遺伝子導入マウスを作成した. 1)野生型Starを発現するBACを大腸菌内相同組み換えにより改変し,N47-Starを発現するBAC(N47-Star BAC)を作成した. 2)精製したN47-Star BACをC57B1/6Jマウス受精卵に注入し,PCRによるスクリーニング,phosphoimagingによる定量的サザンブロットにより,それぞれ4,3,3コピーのN47-Star BACが組み込まれた3匹のfounderマウス(N47-Star遺伝子導入マウス)を同定した.
|