2010 Fiscal Year Annual Research Report
高磁場MRSと多チャンネルNIRSを用いた強迫性障害の薬物応答性予測に関する研究
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20591410
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
住谷 さつき 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (90346594)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 雅史 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (20228654)
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Keywords | MRS / NIRS / 強迫性障害 / 薬物応答性 / SSRI / 非定型抗精神病薬 / 脳血流 / NAA |
Research Abstract |
強迫性障害患者の薬物応答性の違いに関する生物学的差異に着目し、薬物応答性予測因子となりうる客観的指標を探索することを目的に研究を行った。具体的には3T ^1H-MRSと多チャンネルNIRSという2種類の機能画像手法を用いて、強迫性障害患者の脳内代謝物質と経時的脳血流を定量し比較検討した。 強迫性障害患者28人と年齢性別を一致させた健常対象者28人を対象として高磁場の3T-MR装置を用いての左右の基底核にボクセルをおき^1H-MRSの撮像を行い、N-アセチルアスパラギン酸(NAA)、コリン含有物質(Cho)、クレアチン/クレアチンリン酸(creatine-phosphocreatine ; Cr)、グルタミン(Gln)、グルタミン酸(Glu)、ミオイノシトール(ml)、の定量を行った。また、強迫性障害患者8人と性別、年齢、知能指数を一致させた健常被験者8人に対して、日本語、版Stroop Testを施行し、課題施行中の前頭葉の血行動態の変化を多チャンネルNIRS装置を用いて定量して解析した。強迫性障害患者の中でもSSRIに反応が見られない患者群における脳内NAAやChoの異常についての知見を得るととししもに、強迫性障害の薬物応答性と臨床特徴についてまとめ、平成22年6月に香港で開催されたXXVII CINPで発表を行った。また、課題の難易度とNIRS測定結果の関連についてまとめ、平成22年10月に第32回日本生物学的精神医学会で成果発表を行った。
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Research Products
(6 results)