2010 Fiscal Year Annual Research Report
頭部外傷における神経脱落とリハビリテーション効果の予測について
Project/Area Number |
20591429
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
志賀 哲 北海道大学, 大学院・医学研究科, 講師 (80374495)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
生駒 一憲 北海道大学, 病院, 教授 (70202918)
寺江 聡 北海道大学, 病院, 准教授 (40240634)
加藤 千恵次 北海道大学, 大学院・保健科学研究院, 准教授 (10292012)
久下 裕司 北海道大学, アイソトープ総合センター, 教授 (70321958)
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Keywords | 頭部外傷 / 分子イメージング / PET / 代謝 |
Research Abstract |
当研究の目的の一つは頭部外動物モデルを用い、外傷後におけるベンゾジアゼピンレセプター分布、代謝、神経細胞密度等の変化をPET,SPECTを用いた分子イメージング法により時間的・空間的に解析することにある。同一個体を用いることにより一層時間的・空間的変化が明瞭となるため、今年度は動物用PET/SPECT/CTを用いたC-11フルマゼニルPETの撮像および画像解析方法に関する検討を行った。モデルラットのダイナミックPET画像を撮像し、MAP法等の新しい再構成法を用い空間的・時間的にノイズを低減させせたうえで、経時的な放射能変化を測定した。これらのデータから定量的指標であるBinding Potentia 1値を求めることに成功した。再構成を工夫することによりラットにおいても局所解析につながる高画質な定量画像を得られることがわかった。 また、同研究のもう一つの目的であるヒトにおける頭部外傷患者の分子イメージング学的手法の高次脳機能改善予測に対する有用性を明らかにするためリハビリテーション前の頭部外傷患者を対象とした研究を開始した。MRIで異常がない、あるいは軽微な頭部外傷患者を対象とし、C-11フルマゼニルを用いた分子イメージングの撮像および0-15標識の酸素を用いた局所の酸素代謝画像の測定を行なったが、リハビリ後においても経時的検討では大きな変化は認めることができなかった。また、頭部外傷患者においてSPECT用中枢性ベンゾジアセピンレセプター製剤であるI-123 IomazeilとPET用製剤であるC-11 Flumazenilとの所見の対比検討を行った。I-123 IMZおいてはコントラストが低下するが、所見はほぼ同様であることが解明された。
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Research Products
(5 results)