2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20591430
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
寺江 聡 Hokkaido University, 病院, 准教授 (40240634)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 猛 北海道大学, 病院, 講師 (70250438)
中川 伸 北海道大学, 大学院・医学研究科, 講師 (60360905)
工藤 與亮 岩手医科大学, 先端科学技術研究センター, 講師 (10374232)
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Keywords | MRI / うつ病 / 拡散テンソル |
Research Abstract |
(1)難治性うつ病患者13名において、拡散テンソルのグループ解析を行った。その結果、この患者群では、両側大脳白質の一部にFA(fractional anisotropy)の低下が認められた。このFA低下は、Global Assessment of Functioning(GAF)scaleと有意な相関を認めた。難治性うつ病では、fronto-striatal neural circuitsに異常が生じていると推測された。しかしながら、患者数がやや少ないため、さらに患者数を増やして検討を続けることとした。 (2)うつ病が疑われ、かつ、未治療の患者9名において、延べ14回の拡散テンソル撮像を行った。この患者群に関しては、当初期待したほど患者が集まらなかった。また、一度検査した患者さんの、経過観察(1ヵ月後、3ヵ月後、6ヵ月後)が行えない症例も少なくなかった。症状が軽快すると受診しなくなる傾向があった。個々の症例で、拡散テンソル解析を行ったが、一定の傾向は見いだせなかった。すなわち、FAの異常がほとんどない症例と大脳白質の一部にFA低下を認める症例があり、後者ではFA.の異常部位は症例毎に異なっていた。個々の症例で病態が異なる可能性があり、引き続き臨床経過を観察することとした。最終診断をつけるまでには、さらに時間を要する症例もある。なお、症例数が不足しており、次年度も継続して患者のリクルートを行い、その後に統計学的解析を行うこととした。
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Research Products
(4 results)
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[Journal Article] Depressive patients are more impulsive and inconsistent in intertemporal choice behavior for monetary gain and loss than healthy subjects--an analysis based on Tsallis' statistics2008
Author(s)
Takahashi T, Oono H, Inoue T, Boku Kako Y, Kitaichi Y, Kusumi I, Masui T, Nakagawa S, Suzuki K, Tanaka T, Koyama T, Radford MH
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Journal Title
Neuro Endocrinol Lett 29
Pages: 351-358
Peer Reviewed
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