2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20591580
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Research Institution | Hyogo College of Medicine |
Principal Investigator |
笹子 三津留 Hyogo College of Medicine, 医学部, 教授 (40143490)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 麗月 兵庫医科大学, 医学部, 非常勤講師 (90319864)
藤原 由規 兵庫医科大学, 医学部, 講師 (10258155)
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Keywords | 癌幹細胞 / 胃癌 / polycomb群 / hedgehog情報伝達系 / 分化 |
Research Abstract |
【研究の目的】胃癌組織における各種morphogen遺伝子変異およびAID遺伝子発現と臨床予後との関連性を解析し、将来の分子標的療法に繋げるべく本研究を立案した。また、胃がんにおけるstem cell signalと密接に関連するEMT : epithelial-mesenchymal transitionの関連についても明らかにする。 【本年度の研究実績】 (1)5年生存がフォローアップできる病期別胃癌患者の登録およびデータ整理を継続して行い、効率的な予後解析ができるようにデータ整理を継続する。(2)胃がん症例において性・年齢・部位・ステージ・進達度・分化度・遠隔転移の有無・リンパ節転移の有無・腹膜播種の有無などをcovariateとして、予後との関連性をunivariate analysis(症例数がそろえばmultivariate)にて統計学的に解析するために症例を追跡中である。(3)胃がん組織におけるEMTとその可逆的反応であるMETは、がんの発生・浸潤・転移だけでなく本研究の目的とする幹細胞の分化増殖において重要であることがわかっている。われわれの平成22年度までの実験結果から胃がんにおいてもEMT/METが非常に重要である結果が得られた。特に腹膜播種症例におけるEMT関連遺伝子の発現を1 realtime RT-PCR arrayで行い、腹膜播種胃がんにおいてEMTが起きていることを明らかにした。 現在30症例における臨床検体の集積が終わり、解析中である。
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Research Products
(4 results)