2009 Fiscal Year Annual Research Report
唾液腺side population細胞における幹細胞活性の検討
Project/Area Number |
20592162
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Research Institution | Tsurumi University |
Principal Investigator |
美島 健二 Tsurumi University, 歯学部, 准教授 (50275343)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斎藤 一郎 鶴見大学, 歯学部, 教授 (60147634)
井上 裕子 鶴見大学, 歯学部, 講師 (50367306)
山田 浩之 鶴見大学, 歯学部, 講師 (90267542)
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Keywords | 唾液腺 / 損傷モデル / Thymidine kinase |
Research Abstract |
当該年度は、唾液腺の治療実験に不可欠な、当該腺組織特異的な損傷モデルを確立する目的で、parotid secretory protein(Lama)のプロモーターの存在下でhelpes simplex virusのthymidine kinase(HSV-tk)を発現するトランスジェニックマウスを作出するため、Lamaプロモーターの組織特異性の検証と、発現コンストラクトを作製した。まず、Lamaプロモーターの特異性を検証する目的で、慶応大学との共同研究により作出した、Lamaプロモーター下流でCre recombinaseを発現するKnock-inマウスとCre recombinaseの存在下でLacZを発現するCAG-CAT-lacZマウス(大阪大学宮崎純一博士より御供与)を交配し、LacZ染色により、その特異性を検討した。その結果、LacZ陽性細胞は唾液腺導管組織に局在していることが明らかとなり、Lamaプロモーターの特異性が検証された。次に、HSV-tk発現ベクター(pCM-TK、札幌医大濱田洋文博士より御供与)から、5 primeにSalIの制限酵素配列を付加したプライマーを用いて、HSV-tk配列全長を増幅した。さらに、Lamaプロモター下流のSalI部位に増幅したHSV-tK配列を挿入した。次年度は、作製した配列を制限酵素により直鎖化した後、前核期受精卵に注入し、偽妊娠マウスに移植する。出産した仔マウスの尾より抽出したDNAよりPCRを用いてTGマウスをscreeningする。
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Research Products
(1 results)