2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20592311
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
矢島 安朝 Tokyo Dental College, 歯学部・口腔インプンラント学研究室, 教授 (10183667)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 太一 東京歯科大学, 歯学部・口腔インプンラント学研究室, 講師 (80312015)
古谷 義隆 東京歯科大学, 歯学部・口腔インプンラント学研究室, 助教 (80385179)
鈴木 憲久 東京歯科大学, 歯学部・口腔インプンラント学研究室, レジデント (50453767)
佐々木 穂高 東京歯科大学, 歯学部・口腔インプンラント学研究室, レジデント (50433959)
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Keywords | 歯学 / インプラント / 癌 / 発癌率 / 口腔粘膜 |
Research Abstract |
現在、日本は超高齢化社会を向え、インプラント治療を行う高齢者も増加の一途をたどっている。また、口腔粘膜癌の発症は50歳代から急激な増加を示すことが知られており、インプラント適応年齢と一致している。インプラント周囲粘膜が常に慢性炎症を起こし、活発な細胞分裂により遺伝子の変異が蓄積しやすい状態であることから、発癌との相関性が示唆される。我々は、「インプラント周囲口腔粘膜は癌化しやすい」と仮説を立て、4-Nitoroquinoline 1-Oxide(4NQO)を用いた口腔癌の自然発癌モデルラットを使用した実験モデルを考案した。これらの結果から、病理学組織学的観察やテロメラーゼ活性の定量等により統計学的に発癌率を比較検討することで、インプラント周囲粘膜上皮と癌化における相関性を明らかにすることが本研究の目的とした。 平成20年度では、(1)ラットロ蓋部用インプラントの開発、(2)発癌物質(4NQO)の調整および指摘濃度の決定、(3)ラットロ蓋部へのインプラント埋入術式の確立などの本実験の前準備ならびに予備実験を主体として行なってきた。特注ラット用インプラントの開発は完了したが、発癌剤投与期間がまだ短いため、発癌ラットの完成には至っていない。実験をこのまま継続し、21年度以降に結果を発表したいと考えている。
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Research Products
(4 results)