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2009 Fiscal Year Annual Research Report

潜在的なリスクをもつ家族の虐待予防に向けた看護職共用のアセスメントツールの開発

Research Project

Project/Area Number 20592596
Research InstitutionOsaka Prefecture University

Principal Investigator

鎌田 佳奈美  Osaka Prefecture University, 看護学部, 准教授 (30252703)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 楢木野 裕美  大阪府立大学, 看護学部, 教授 (90285320)
石原 あや  兵庫医療大学, 看護学部, 講師 (20290364)
通山 由美子  大阪府立大学, 看護学部, 助教 (80468272)
Keywords児童虐待 / 予防的支援 / アセスメントツール / 看護
Research Abstract

本研究の目的は、潜在的に虐待のリスクをもつ家族を早期に発見するために、包括的にアセスメントでき、医療機関の看護職が共用して使用できるアセスメントツールを開発することにある。昨年度に引き続き、これまで明らかになっている子ども虐待の発生要因以外で、まだ実証されていないが、子どもや家族と関わっている看護職が、虐待が起こるかもしれないと感じた子どもや家族の言動や状況を看護職へのインタビュー調査から明らかにした。
虐待された子どもや家族にかかわった経験のある看護職7名と面接を行い、データ収集を行った。インタビューデータを逐語録に起こし、看護職が虐待を予期した親の言動、子どもの言動、家族の状況、それぞれの視点から、データを詳細に分析した。その結果、親の言動では、<子どもに関心を向けない><子どもへの関わりを避ける><相手との距離がとれない><子どもを拒否している><自分のペースに子どもを合わせる><未熟な行動><言動に矛盾がある>など、親の特徴が抽出された。子どもの言動では、<皮膚の状態が悪い><臭いがする><かまって欲しがる><よい子すぎる><我慢している><誰にでも抱っこを求める><抱っこを求めない><親の前で態度が変わる>など子どもの特徴や行動が抽出された。状況では、<医療を受けさせない><複雑な家庭環境(継父や未婚)><整理整頓ができていない><支援者がいない><他機関からの連絡あり><経済的に不安定>などが抽出された。これらの項目は、看護職がこれまでの子どもや家族との関わりの中からあげた、実践の知識であり、及び文献をもとに、質問項目を精選し質問紙を作成する。

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Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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