2010 Fiscal Year Annual Research Report
学童のヘルスプロモーションに関する看護介入プログラムの効果
Project/Area Number |
20592597
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Research Institution | Kobe City College of Nursing |
Principal Investigator |
二宮 啓子 神戸市看護大学, 看護学部, 教授 (50259305)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内 正子 神戸市看護大学, 看護学部, 講師 (20294241)
丸山 浩枝 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (10310765)
辻 佐恵子 神戸市看護大学, 看護学部, 助教 (70422889)
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Keywords | 学童 / 親 / 生活習慣 / ヘルスプロモーション / 介入研究 / 自己管理 / 自己効力感 / ソーシャルサポート |
Research Abstract |
本研究は、家族参加プログラムを導入した学童の自己管理能力を高める1年間の看護介入プログラムの効果を明らかにすることを目的とする。短期効果として、介入前後に(1)子どもの肥満度、自己効力感、ソーシャルサポート、健康や生活習慣に対する認識行動、(2)親の自己効力感、健康や生活習慣に対する認識と行動、長期効果として、介入終了1年後に子どもと親に短期効果と同様の調査を実施し、比較する。 平成22年度は、B小学校で小学1~6年生14名とその両親を対象に介入プログラムを実施した。月1回の介入プログラムでは、子どもを対象としたものに加え、家族で参加できるプログラムを1回実施した。また、参加中の子どもの様子(肥満度のグラフを含む)や親に協力してほしいこと、親の生活改善を促す助言を書いた手紙を親に送付した。 その結果、介入前後の子どもの肥満度は、標準5→7名、軽度肥満3→3名、中等度肥満5→3名、高度肥満1名→1名に変化した。.介入前後の自己効力感の得点は有意差が見られなかったが、ソーシャルサポートの得点は有意な増加が見られた(P<0.01)。子どもの生活習慣の変化については、運動の頻度の増加、睡眠時間の増加が見られた。また、14名中11名がプログラムで学んだことを生活に生かせたと答え、その内容は、「毎日体重を測るようになった」、「お菓子のカロリー表示を見て買うようになった」、「これ以上食べたらいけない量がわかり量を考えて食べるようになった」、「よく走るようになった」等であった。 一方、親の調査結果では、「自分以外の家族が以前より意識して子どもに声をかけてくれるようになった」、「家族参加プログラムに参加して自分が作っている食事の何を改善すればよいかがわかった」等の親の認識・行動の変化が複数の家族で見られた。 平成21年度に介入プログラムを実施したA小学校の研究対象者の長期効果を評価するために介入終了1年後の調査を3月に実施した。
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Research Products
(5 results)