2008 Fiscal Year Annual Research Report
高等教育のラーニング・アウトカムズ及びそのアセスメント手法に関する研究
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20600010
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
川嶋 太津夫 Kobe University, 大学教育推進機構, 教授 (20177679)
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Keywords | ラーニング・アウトカムズ / アセスメント / 高等教育改革 |
Research Abstract |
今年度は、ラーニング・アウトカムに関する基礎的研究を行い、文献調査を行うとどもに、国内外での調査を行った。特に3月の英国調査では、ラーニング・アウトカムズとして、学士課程教育の共通のアウトカムズとして注目されている「汎用的技能Generic Skills」の育成法と評価法について、サリー大学の関係者から聞き取り調査を行った。 さらに、OECDで計画されている高等教育の学習成果に関するフィージビリティ研究にも参加し(AHELO: Assessment of Higher Education Learning Outcomes)、学士課程教育のGenericな成果である批判的思考力、問題解決力、ライティングカの共通テストの可能性についても調査を行った。 なお、これらの成果をもとに、2008年11月5,6日にコロンビア共和国ボゴタで、コロンビア教育省主催のForum on Learning Evaluation in Higher Educationにおいて、招待講演、"Outcomes-Based Approach in Japanese Higher Education: Energing Concerns and Challenges"を行った。また、同様のタイトルの論文を神戸大学大学教育推進機構発行の『大学教育研究』第17号の掲載した。 また、日本比較教育学会第44回大会(東北大学)で開催された公開シンポジウム「高等教育ラーニンギアウトカムの測定をめぐる国際動向」にシンポジストとして招待され、「アウトカム重視の高等教育改革の国際的動向-「学士力」提案の意義と背景-」と題する報告を行った。この時の報告をもとに、日本比較教育学会紀要『比較教育学研究』第38号に寄稿した。
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Research Products
(3 results)