2011 Fiscal Year Annual Research Report
スミソニアン協会によるサイエンス・コミュニケーションに関する研究
Project/Area Number |
20605010
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
財部 香枝 中部大学, 国際関係学部, 准教授 (00421256)
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Keywords | スミソニアン協会 / サイエンス・コミュニケーション / 科学博物館 / 国立アメリカ歴史博物館 / レメルソン発明および革新研究センター |
Research Abstract |
本研究の目的は、スミソニアン協会によるサイエンス・コミュニケーションの実態を調査・検討することである。2011年度は、最終年度であるため、これまでの研究を総合的に検討するとともに、現地にて補完調査を行い、研究成果を発表した。 1.国立アメリカ歴史博物館内にあるレメルソン発明および革新研究センターの年報やニュースレター『プロトタイプ』等出版物を検討し、同センターの変遷および多様な活動を整理した。 2.現地にて、同センター関係者がどのようにトピックを選択し、サイエンス・コミュニケーションを行おうとしているのかについて、補完調査を行った。イノベーティブ・ライブスは、多彩な顔触れの発明家による公衆向けの相互作用的教育プログラムである。同プログラムは、センター創設当初は中学生向けのプログラムであったが、現在はスパーク!ラボにおける家族向けプログラムへと変化している。その意図について、センターの教育スペシャリスト、トリシア・エドワーズTricia Edwardsから聴取した。また、同センターによる新プログラム開発の進捗状況、博物館内外のネットワーク形成に関しては、歴史家エリック・ヒンツEric Hintzから聴取した。 3.2009年に創設されたHP、スミソニアンの科学Smithsonian Scienceの作成者、スミソニアン協会広報部ジョン・バラットJohn Barratに、最新科学のトピック選択等について聴取した。 4.スミソニアン協会におけるサイエンス・コミュニケーションに関して、スミソニアン協会アーカイブス、国立アメリカ歴史博物館、国立航空宇宙博物館、国立自然史博物館のキュレーターと意見交換を行った。 5.雑誌論文や学会発表をとおして、研究成果を発表した。
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Research Products
(3 results)