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2008 Fiscal Year Annual Research Report

クラゲ異常発生の行方とその大量の死骸が海洋生態系へ与えるインパクトの解明

Research Project

Project/Area Number 20651002
Research Category

Grant-in-Aid for Exploratory Research

Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

山本 潤  Hokkaido University, 北方生物圏フィールド科学センター, 助教 (10292004)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 向井 徹  北海道大学, 大学院・水産科学研究院, 准教授 (60209971)
Keywords大型クラゲ / 異常発生 / 腐肉食者 / 海洋生態系
Research Abstract

本研究では主に大型クラゲを対象にし, 近年, 連続して発生している大型クラゲの異常発生に伴う, その大量の死骸が海洋生態系へ与えるインパクトを解明することを目的としている。初年度である20年度は, 海底に沈降後の大型クラゲの死骸に誘引される生物を撮影するための一定間隔で撮影を行うタイム・ラプス・カメラシステムを2器作製してテストを実施してきた。大型クラゲは, 東シナ海, 黄海を発生源であると考えてられているが, 今年度は, これまで過去数年間, 連続して認められた大型クラゲの大量異常発生が起こらなかったために, 本種を用いた調査, 観測を実施することができなかった。
また, 今年度はクラゲの体の密度を測定し, 生死による変化や周囲の海水密度を変化させることでクラゲの密度がどのように変化するかを調べた。今回は, 比較的飼育しやすいミズクラゲを対象とし, 新潟市の水族館で飼育されていた個体を用いた。実験に当たり塩化マグネシウムを用いてミズクラゲに麻酔をかけ, ほとんど拍動が無い状態で密度の測定を行った。その結果, 生死による明らかに密度が異なること, 体密度は周囲の海水の密度に応じて変化させることがわかった。今回はこの変化の詳細を追うことが出来なかったため次年度の課題としたい。また, 来年度は大型クラゲを対象として同様の実験を試みる。これらのデータは, クラゲの死骸がどのように海底に沈降していくか, また, 環境の変化にどこまで対応できるかを調べる上で貴重なデータになる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Observations of food falls off the Shiretoko Peninsula, Japan, using aremotely operated vehiecle2009

    • Author(s)
      Yamamoto, et.al.
    • Journal Title

      Fisheries Science 75

      Pages: 513-515

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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