2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20659027
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
篠原 隆司 Kyoto University, 医学研究科, 教授 (30322770)
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Keywords | 精子形成 / 幹細胞 / 顕微授精 / 移植 / セルトリ細胞 |
Research Abstract |
平成20年度には以下の研究を行なった 1) GS細胞の樹立 精子形成が起こったかどうかを簡単に判定するために、まずacrosinプロモータ下にEGFP遺伝子を発現するトランスジェニックマウス(阪大・岡部勝先生より供与)からGS細胞を樹立した。GS細胞はGDNF (glial cell line-derived neurotrophic factor),LIF (leukemia inhibitory factor), EGF (epidermal growth factor), bFGF(basic fibroblast growth factor)の存在下で新生児精巣を培養することにより樹立が可能であった。 2) 精子形成の誘導:GS細胞からの精子形成には以下に挙げた方法で誘導を試みた。 A) セルトリ細胞株を利用する方法 a) 既存の細胞株を用いる方法 ゼブラフィッシュでは腫瘍化されたセルトリ細胞との共培養で精子形成の誘導に成功している。哺乳類においても現在すでに数種類のセルトリ細胞株が樹立されている(例えば15P1,TM4,Sf7など)。これらのセルトリ細胞株とGS細胞と共培養し、EGFPの発現を解析したが、陽性のものを見つけることはできなかった。 b) 新規のセルトリ細胞株の樹立 既存のセルトリ細胞株以外にも新規のセルトリ細胞株の樹立を試みた。
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