2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20659307
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Research Category |
Grant-in-Aid for Exploratory Research
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Research Institution | Tokyo Dental College |
Principal Investigator |
小田 豊 Tokyo Dental College, 歯学部, 教授 (00085838)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
服部 雅之 東京歯科大学, 歯学部, 講師 (10307390)
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Keywords | CAD / CAM / レーザー / チタン / 超精密加工 / 三次元造形 |
Research Abstract |
本研究はラピッドプロトタイピング(Rapid Prototyping)技術と歯科用CAD/CAMを組み合わせることによって、現在の歯科用CAD/CAMが抱えている問題点を克服すると共に、この技術による新たな歯科医療技術と材料の開発を目的としている。ラピッドプロトタイピングは多品種少量生産に適した方法として工業界では普及しつつあり、既に大阪大学大学院基礎工学科から報告されているように、純チタン粉による歯冠形態の作製は可能と考えられる。しかし、歯科修復物や補綴物の様に精密な適合を要求される場合の実用に向けた製作物の加工条件については不明で、最適条件の探索が必要である。そこで、本年度は、歯科修復物及び補綴物製作のための造形装置の探索を行うと共に、選択された装置で歯科修復物の適合性を調べることを目的として、フルクラウン、ブリッジ、インプラントの3次元CADデータであるSTLデータの作成を行った。 金属材料のラピッドプロトタイピングの装置としては国内外で、レーザー焼結(EOSINT270; EOS)、電子ビーム焼結(EBMS12; Arcam)、レーザーと加工の複合機(LUMEX25C; MATSUURA)の3機種が代表的と考えられた。STLデータの作成はチタンおよび銀合金で作製されたフルクラウン、ブリッジ、インプラントをX線式3次元測定器(日本ユニシス)を用いて作成した。作成されたSTLデータを使用して3社のラピッドプロトタイピングの装置で試料を製作中である。
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