• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2010 Fiscal Year Annual Research Report

並行型ソフトウェア開発の工数・開発期間超過シミュレーション

Research Project

Project/Area Number 20700032
Research InstitutionToyo University

Principal Investigator

野中 誠  東洋大学, 経営学部, 准教授 (30318787)

Keywordsソフトウェア開発管理 / ソフトウェア品質 / 品質予測 / 開発工数の予測
Research Abstract

ソフトウェア開発の工数および開発期間の予測において影響を与える要因の一つであるソフトウェア品質に着目し、欠陥データの測定方法と、これを用いた品質予測モデルに関する研究を行った。測定方法については、既存の国際規格や技術標準において欠陥の測定方法が十分な精度で定義されていないこと、およびこれに言及する先行研究がないことに着目し、ソフトウェア開発ライフサイクルにおける欠陥測定の一貫性を保つことを目的とした測定方法を提案した。この方法の妥当性を議論するとともに、アンケート調査に基づいて測定方法のバラツキが組織によってどの程度存在するのかを提示した。ここで提示した欠陥測定方法はさまざまな機会で広く産業界に提示しており、一定の賛同が得られている。
また、欠陥データをワイブル分布の一種であるレイリーモデルに適用するにあたって、(1)連続型変数を前提としているレイリーモデルに対して離散的かつ等間隔ではなく測定された欠陥データを適用する方法、(2)欠陥予測数に近い摘出済み欠陥数が得られているときの欠陥数の区間予測において条件付き確率の考え方を適用する方法、(3)計数データである欠陥データに対して一般化線型モデルを適用することの妥当性、の3点について実データの分析に基づいて学会発表を行った。
ソフトウェア品質リスクは、ソフトウェア開発工数の予測モデルを検討するにあたって無視できない大きなリスク要因である。その根本となる測定方法と欠陥数予測モデルに関する成果を、工数予測モデルに結びつけることが今後の課題である。

  • Research Products

    (4 results)

All 2011 2010

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (3 results)

  • [Journal Article] ソフトウェア品質の定量的管理における曖昧さ-ソフトウェア欠陥測定の原則2010

    • Author(s)
      野中誠
    • Journal Title

      経営論集

      Volume: 76 Pages: 99-109

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 計数データとしてのソフトウェア欠陥の予測2011

    • Author(s)
      野中誠
    • Organizer
      情報処理学会ソフトウェア工学研究会ウィンターワークショップ2011・イン・修善寺
    • Place of Presentation
      ラフォーレ修善寺(静岡県)
    • Year and Date
      2011-01-21
  • [Presentation] 摘出済み欠陥数を考慮したレイリーモデルに基づくソフトウェア欠陥予測手法2010

    • Author(s)
      安藝優子、野中誠
    • Organizer
      2010年秋季全国研究発表大会
    • Place of Presentation
      中京大学(愛知県)
    • Year and Date
      2010-11-07
  • [Presentation] 離散的に観測された欠陥データへのレイリーモデル適用について2010

    • Author(s)
      野中誠
    • Organizer
      情報処理学会ソフトウェア工学研究会ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2010ワークショップ
    • Place of Presentation
      東洋大学(東京都)
    • Year and Date
      2010-08-30

URL: 

Published: 2012-07-19  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi