2009 Fiscal Year Annual Research Report
点群による複数ボリュームデータの可視化のためのモンテカルロ法に基づく並列点群生成
Project/Area Number |
20700096
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Research Institution | Ashikaga Institute of Technology |
Principal Investigator |
木村 彰徳 Ashikaga Institute of Technology, 工学部, 准教授 (60373099)
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Keywords | ポイントグラフィックス / 並列処理 / ボリュームデータ / モンテカルロ法 |
Research Abstract |
本研究は,複数のボリュームデータを融合して可視化を行うための手法として,点群を用いた(ポイントベース)の可視化技術に関するものである.特に,ボリュームデータのフィールド値に対し,モンテカルロ法によって点群を生成するための並列点群生成の研究を行う.また,開発した手法を用いた応用ソフトウェア又はソフトウェアライブラリを開発し,オープンソフトウェアとして公開する.ソフトウェアを公開することを前提にすることで,使える手法の開発を行う. 可視化技術の今後の役割として,単にデータを可視化するだけではなく,新たな発見や隠れた情報を見つけ出すことを要求される.そのため,シミュレーションで得た高精度の結果を可視化するアルゴリズムにも,大規模データを効率良く,正確に処理することが要求されるようになっているので,これらのことも考慮する必要がある. H21年度の研究実施計画として,並列アルゴリズムの検証と実装及び応用ソフトウェアの開発を挙げていた.並列アルゴリズムについては,モンテカルロ法による点群の並列生成法を検証するために,メトロポリス法と交換法の実装を行った.現在,その検証を行っている.また,ボリュームデータに適用するための他の手法について検討及び実装を行っている. また,大規模データを扱うためのデータ構造に関する検討を始めた.これは,点群のデータ量が大規模になるため,点群検索の効率を上げるための研究である.点群のためのデータ構造として,最も使われているであろうkD木によるデータ構造では、ある点の近傍領域内の点群検索は効率良くできないため,より効率の良いデータ構造が必要となったためである.
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Research Products
(5 results)