2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20700119
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
塚田 浩二 Ochanomizu University, お茶大アカデミック・プロダクション, 特任助教 (20415714)
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Keywords | ユーザ・インタフェース / ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI) / ユビキタス / 入出力 / タンジブル |
Research Abstract |
ユビキタス環境に適した入力手法としては,実世界のモノの使い心地とコンピュータ情報をリンクさせて活用するタンジブル・インタフェースが有効である.一方,こうしたタンジブル・インタフェースの多くはフィードバック機構を備えないため,物理世界の制約を強く受けてしまう問題があった.本研究では,こうしたタンジブル・インタフェースに,情報提示機構を一体化したユビキタス・インタフェースを提案する.本年度は,特に,生活の中での応用に焦点を当てたさまざまな入出力を一体化したインタフェースを提案,試作した.たとえば,カメラ付き携帯端末(e.g.iPhone)を持ちいて,写真を撮影/閲覧する行為を一体化するシステムの試作を行い,一例として「名所カム」を提案,試作した.また,2次元コードを情報入力/出力双方のトリガーとして用いる,写真を利用した物探し支援システム「BoxFinder」を提案,試作した.さらに,ディスプレイとカーテンを一体化し,カーテンの開閉操作を用いてビデオチャットのコミュニケーションの粒度を制御するシステム「なめらカーテン」を提案・試作した.
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