2008 Fiscal Year Annual Research Report
~温熱療法の可能性を広げる~ 運動療法との併用による筋萎縮予防効果
Project/Area Number |
20700450
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Research Institution | Hyogo University of Health Sciences |
Principal Investigator |
坂口 顕 Hyogo University of Health Sciences, 医療福祉学部, 講師 (80454792)
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Keywords | 理学療法 / 物理療法 |
Research Abstract |
1, 人に対して温熱療法と運動療法を併用した場合, 筋力が向上することが考えられる. 本研究においては「ただ単に筋力が向上した」にとどまらず, 筋力が向上することで動作が変化するかについて着目する. その手法としてデジタルビデオカメラ(以下DV)を用いた二次元データを指標の一つとして用いる予定であり, 今年度はそのデータの信頼性を確認するために, DVを用いた場合の対象までの距離と高さの検討を行い, 画角等の影響を受けにくい撮影条件として4m以上の距離がひつようであると断定した(10^<th> International Congress of Asia Confederation for Physical Therapyにて発表). 2, 温熱療法と運動療法との併用効果について, その作用機序を明らかにするため, 関節固定も出るラットを用いた検討を行う予定である. 平成20年度は, これらの関節固定モデル作製手法についてのパイロットスタディを行っている段階である. 介入方法は, 温熱療法, トレッドミル走行, 神経筋電気刺激療法について, それぞれ単独あるいは併用群である. 検討項目は, 筋湿重量, 筋断面積ならびに生物化学的手法をもちいた検討を行う. 筋湿重量については有意差を認めており, 平成21年度にて, それぞれの項目について検証を行う.
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