2008 Fiscal Year Annual Research Report
多肢選択式リスニングテストにおける質問文と選択肢の提示様式が聴解に与える影響
Project/Area Number |
20720150
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Research Institution | Tokiwa University |
Principal Investigator |
飯村 英樹 Tokiwa University, 国際学部, 専任講師 (30382831)
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Keywords | 英語リスニング / 多肢選択式テスト / WEBテスト / テストの信頼性 / テストの妥当性 |
Research Abstract |
3カ年計画の初年度にあたる平成20年度は、平成21年度実施予定の予備実験テストの作成準備を中心に行った。具体的にはテストで用いる項目群の抽出とWEBテスト化するためのプログラムの作成である。 項目群の抽出に当たっては、各項目の信頼性を検討するために、学外の英語授業担当教員に依頼して、約80人の大学生に対してテストを実施してもらった。またテスト項目の作成者に対して使用許諾をとった。信頼性が確認できた項目を利用して、勤務校のCALL教室教材支援スタッフSEの協力を仰ぎながら、WEBテストのパイロット版を作成した。今回作成したWEBテストは、研究対象である12フォームのうちの4フォーム(1. 質問文・選択肢とも文字で事前提示、2. 質問文のみ文字で事前提示、3. 選択肢のみ文字で事前提示、4. 質問文・選択肢とも文字で事後提示)である。そして学内において実験協力者を募り、約50名に対して確認会を実施した。 確認会の結果、WEBテストの動作は確認がとれた。また各項目の信頼性も満足できるものだった。しかし学外の約80人のテスト結果と比較すると、項目全般が易化する傾向にあることがみてとれた。恐らくWEB化することで、質問文や選択肢の提示期間は一定にしてあるものの、各受験者のペースで解答できるようになったことが原因と思われる。従って、WEBテストのプログラムを改良して提示時間を短くするか、項目の再抽出を検討しなければならない。
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