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2011 Fiscal Year Annual Research Report

日本における近年の性同一性障害と性の多様化

Research Project

Project/Area Number 20730337
Research InstitutionNara Women's University

Principal Investigator

鶴田 幸恵  奈良女子大学, 大学院・人間文化研究科, 助教 (00457128)

Keywords性同一性障害 / 性の多様化 / 医療化
Research Abstract

性同一性障害の診断場面における性別の取り扱われ方を明らかにするために、東京の精神科クリニックにおいて、カウンセリング場面の録画・録音調査を行なったものの、トランスクライブを、使用できるように、すべて終了させた。医療者に対するインタビューをおこなったものについても、トランスクライブを、使用できるように、すべて終了させた。医療者にインタビューを行なっている先行研究は日本にはないので、分析の成果が期待されるが、関東地方の医療者に対して行ったインタビュー結果を分析した一本は、学会誌に投稿し、査読後、より精密な分析が必要と自ら判断し、投稿を取り下げた。もう一本については、学会誌に掲載された。
FtX(Female to X)やFtM(Female to Male)に対するインタビューを行ったものについても、すべてトランスクライブを、使用できるように、終了させた。なお、そのうちの一人については、継続的なインタビューを行ってほしいと依頼されたため、再度インタビューを行った。それについても、使用できるようにトランスクライブを終了させた。その成果は、24年6月に大阪で行われるシンポジウムで発表する予定である。
「性の越境を明らかにしながらの就労」の仕方、受け入れについて、当事者及び受け入れ先の人びとに対するインタビューを行ったものも、すべて、使用できるようにトランスクライブを終了させた。これについては、調査地を東京に移し、事業者に対するインタビューおよび当事者の体験談を聞き取るという調査として、東京の当事者及び専門家によって作られている団体で、調査の統括を勤めることになり、月一のミーティングに継続して参加中である.関東地方でのフィールドワークの成果だと言える。
また、関西地方、奈良の支援者グループの講演会の共催を、所属大学の女性センターの一員としてとりつけ、恩返しとして貢献することができた。これもまた、関西地方でのフィールドワークの成果だと言える。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 会話のリソースとして使われる「文化的地域差」-いかにして関西地方の性同-性障害医療が関東地方のそれと差異化されるか2011

    • Author(s)
      鶴田幸恵
    • Journal Title

      論叢クィア

      Volume: 4 Pages: 29-49

URL: 

Published: 2013-06-26  

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