2008 Fiscal Year Annual Research Report
女性の生活の変化ー高齢期の準備とその後の生活スタイルー
Project/Area Number |
20730346
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Research Institution | Seitoku University |
Principal Investigator |
川口 一美 Seitoku University, 人文学部, 准教授 (00352675)
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Keywords | 社会学 / 団塊の世代 / 高齢期 / 老人問題 / 生活スタイル / 女性 |
Research Abstract |
本研究の平成20年度の課題は以下の3つであった。 (1) 団塊の世代や高齢期(とりわけ女性)について文献・資料で理解を深める。 (2) 次年度以降の質的・量的調査に向けて調査協力者となりそうな人への働きかけ。 (3) (次年度以降の)調査協力者となりうる人とのネットワークづくりと選定。 (1) について、現在の日本は高齢社会で、誰もが自分の老後を「どう過ごすか」事前に考え、「計画的に過ごす」必要性を感じている。中でも団塊の世代はその時期を目前に(突入)していることもあり、生き方(趣味、仕事、過ごし方など)について、これまでの高齢者以上に注目(実践)している。今年度の(1)は、調査対象者への理解を深めると共に、(2)・(3)と同様、次年度以降の調査で使用する質問を考える上で有用である。 (2) については、本学の近隣団地で中高年と接点をもつため、地域のサロンや自治会に通い接点を増やしてきた。そして現在、サロンや自治会で会話をするには支障のない状態になっている。 (3) については、(2)の中ですでに調査協力者となっている人について、より詳しい情報を把握するため、「自分の生き方・日々の生活」という視点で個別にインタビューを実施している。(レコーダー等での記録、メモ等は許可が出ている範囲で行っている) 上記の(2)、(3)の今後の課題としては、調査協力者となりそうな人との接点を今まで以上に増やすこと(近隣団地のみならず、本学にくるボランティア、今までの研究での調査協力者)と、ある程度関係を築けている人(近隣団地に多い)に個別にコンタクトをとり、調査協力者となる人を増やし、次年度以降の量的調査や質的調査につなげることである。
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