2008 Fiscal Year Annual Research Report
ポストコロニアルの視点にたった先住民学習の教材開発
Project/Area Number |
20730559
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Research Institution | Kyoto Notre Dame University |
Principal Investigator |
中山 京子 Kyoto Notre Dame University, 心理学部, 准教授 (50411103)
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Keywords | ポストコロニアル / 先住民学習 / 認識 / 異文化理解 |
Research Abstract |
本研究では、従来の先住民をテーマとした教育活動について、ポストコロニアルな視点か照の検討を通してその問題点を示し、先住民学習の意義を明らかにするとともに、先住民に関する展示をもつ博物館との連携のもとに偏りのない理解を深めるための教材を開発することを目的としている。 平成20年度は、資料収集・調査を主な目的として、下記の(1)〜(4)を主に行った。 (1) 文献収集 : ポストコロニアルと先住民に関する文献の収集、内外の先住民学習の先行実践に関する文献の収集を、研究図書購入やフィールドワークを通して行った。 (2) 以下の先住民展示を持つ博物館のポストコロニアルな視点による展示表象分析と、先住民に関する教育プログラム調査を行った。 〈国内〉国立民族学博物館アイヌ、オセアニアなどの先住民展示(大阪府吹田) 〈海外〉アメリカン・インディアン博物館(アメリカ合衆国ワシントンDC)、ハワイ先住民文化回復プログラム(アメリカ合衆国ホノルル)、グアムチャモロ学習局及び学校(アメリカ合衆国グアム) (3)日米児童生徒の先住民認識調査 日本の児童生徒の認識調査に関する文献の整理、グアム先住民のチャモロの子どもたちへのインタビュー調査を実施した。 (4)海外研究協力者との協議 ハワイ先住民文化回復運動に取り組んでいる機関、グアム公立学校システムチャモロ学習局とメールや懇談を通して密に連絡をとり、研究内容を示しながら示唆を得ることができた。
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Research Products
(2 results)