2008 Fiscal Year Annual Research Report
分極反転周期変化ニオブ酸リチウムの高次非線形効果を用いた全光超高速広帯域信号処理
Project/Area Number |
20760247
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
福地 裕 Tokyo University of Science, 工学部, 講師 (70366433)
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Keywords | フォトニックネットワーク / 超高速情報処理 / 先端機能デバイス / 非線形光学 / 光スイッチ / 光波長変換 / 擬似位相整合 / ニオブ酸リチウム |
Research Abstract |
将来の高度光情報通信ネットワークでは、サブペタビット毎秒級の超大容量性が要求され、用いる光パルスの幅はピコ秒からサブピコ秒の領域に達すると予測される。このようなシステムを構築するには、電子技術によらない全光学的信号処理デバイスの開発が必須である。 本年度の研究計画では、高速の並列計算機を用いた数値解析により、異常光導波型および常光・異常光両導波型の分極反転周期変化擬似位相整合ニオブ酸リチウム光導波路の高次非線形光学効果を用いた、テラビット毎秒級の様々な全光超高速・超広帯域信号処理デバイスを提案した。具体的には、全光超高速再生中継器や各種全光超広帯域波長変換器についての詳細な特性解析を行った。これにより、分極反転周期の自在な設計を活かした高次非線形光学効果による全光信号処理の超高速性・超広帯域性、高機能性、多機能性等が示された。さらに、来年度実施予定の各種実証実験に必要不可欠となる新しい高性能パルス光源の開発にも成功した。 最終目標は、本研究で実現されるこれらの全光超高速・超広帯域信号処理デバイスを用いて、真に高速大容量の次世代高度光情報通信ネットワークを構築することである。本ネットワークノードに必須となる全ての光信号処理デバイスを、同種の素子を用いて実現することにより低コスト化と同時に高性能化を図る試みは、国内外における他の研究開発機関ではなされておらず極めて独創的かつ先駆的であると考えられる。
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Research Products
(3 results)