2008 Fiscal Year Annual Research Report
看護サービスの受給者と提供者の両者の満足度を用いた質カイゼンモデルの作成
Project/Area Number |
20791674
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Research Institution | Kochi Women's University |
Principal Investigator |
井上 正隆 Kochi Women's University, 看護学部, 助教 (60405537)
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Keywords | 満足度 / 患者満足 / 職務満足 / 質 / カイゼン活動 |
Research Abstract |
質問紙の洗練化 科学研究補助金 (若手 (B) ) 課題番号18791643「看護サービスの継続的カイゼン活動のための質評価方法の検討」 (以下前回調査) で得られた満足の構成要素を基に、質問項目の洗練化を行った。質問紙は、1つの質問項目に対し「サービスへの期待」と「サービスを受けた実感」の両側面からの質問を1対とした計23対46項目の質問項目を量的、質的側面から検討した。結果、一部の質問項目の語句を修正し、23対46項目の質問項目を次回の調査で採用することとした。また、「医療事故、医療過誤が無い満足」に関する項目を追加するか否かについて次年度新たに検討する。 調査方法の検討 前回調査では、回収率が各施設とも20%程度であり、検討の余地があった。医療の満足度を扱う民間調査会社への聞き取り調査では、回収率は40%程度とのことであったが、医師から配布する形式をとっており、得られた結果へのバイアスを考慮すると本研究では不適当である。また、一般企業の顧客満足度調査では、主として10%以下の回収率であった。これらを考慮すると前回調査の回収率は、検討の余地はあるが、研究上の倫理的配慮とデータへのバイアスを考慮すると配布方法については、退院時に看護師から他の書類とともに配布する形式を次回調査でも採用することが適当であると考えた。また、リッカート尺度は、高齢者の協力者を考慮し、5件法が適当であった。
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