2008 Fiscal Year Annual Research Report
能動的音楽鑑賞支援のための楽曲推薦技術に基づくソーシャルネットワーク構築
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20800084
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| Research Institution | National Institute of Advanced Industrial Science and Technology |
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Principal Investigator |
吉井 和佳 National Institute of Advanced Industrial Science and Technology, 情報技術研究部門, 研究員 (20510001)
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| Keywords | 音楽鑑賞 / 能動的音楽鑑賞 |
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| Research Abstract |
平成20年度にはまず、ハイブリッド型音楽推薦システムをRuby on Railsを用いてWEBアプリケーションとして実装した。このことは、実際に推薦精度とレスポンスが良い推薦が可能であるかを調査する上で重要である。従来の協調フィルタリング手法と内容に基づく推薦手法も併せて利用可能なように実装を行い、推薦結果を比較できるようにした。インタフェース・インタラクション関連の学会WISS2008にて無線LAN経由で各自のPCからシステムに接続できるようにしてデモ発表を行った。多くの来場者に体験してもらった結果、従来の推薦システムより好ましい結果が得られると好評を得た。今後、推薦結果を能動的に自分好みなものに変えていけるように確率モデルを改良していく下地ができた。一方、推薦アルゴリズムそのものに関しても、ユーザの好みに合う推薦を行うための有用な音楽特徴量の検討、モデルの妥当性についての検証などを行った。その結果、従来のように楽曲全体から抽出する特徴量だけでは、推薦精度の点でも、ユーザが能動的に推薦結果をコントロールできるようにする目的においても、不十分なことが明らかとなった。特に、主にポピュラー音楽を扱う上では歌唱特徴量が重要であることが分かったので、これを取り入れることでさらに柔軟かつ高精度な推薦が可能であると期待できる。複数の特徴量を統合する方式は引き続きの検討課題とする。
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