2020 Fiscal Year Comments on the Screening Results
至高エネルギー原子核衝突におけるミュー粒子測定:運動学領域と測定技術の新たな邂逅
Project/Area Number |
20H00163
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 15:Particle-, nuclear-, astro-physics, and related fields
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
志垣 賢太 広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 教授 (70354743)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八野 哲 広島大学, 先進理工系科学研究科(理), 助教 (20850720)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
本研究では高エネルギー重イオン衝突の初期を探索するために、LHCエネルギーではクォーク・グルーオン物質(QGP)が生成される運動学領域において測定が可能となるミュー粒子の新規検出器をLHC-ALICE実験に導入し、チャーモニウム抑制・熱輻射光子の高精度検出を行うとともに、低質量領域でのミュー粒子対スペクトル測定を目指す研究である。 閉じ込めの指標であるクォーコニウム生成量やカイラル対称性回復の指標である低質量ベクトル中間子スペクトルを観測することによって、QGP研究の大きな謎、「小さな系でQGPは出来るのか?」、「ハドロン質量を生み出すカイラル対称性はQGPで回復しているのか」に答えることが期待される。
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