2020 Fiscal Year Comments on the Screening Results
中枢神経病原性ウイルスの新たな神経細胞伝播機構の解明
Project/Area Number |
20H00507
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 49:Pathology, infection/immunology, and related fields
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Research Institution | Nagasaki University (2021-2022) Kyushu University (2020) |
Principal Investigator |
YANAGI Yusuke 長崎大学, 高度感染症研究センター, 教授 (40182365)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白銀 勇太 九州大学, 医学研究院, 助教 (40756988)
橋口 隆生 京都大学, 医生物学研究所, 教授 (50632098)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
麻疹ウイルスの神経感染における新規分子の作用機構を明らかにすることにより、SSPEの発症機構の解明をめざす研究である。研究代表者は、変異によるfusion (F) 蛋白質の膜融合能亢進がSSPEの発症に重要であることに加え、変異Fタンパク質を活性化する宿主蛋白質を見出しており、本研究ではこの分子の作用を解析することによって、受容体非発現細胞への麻疹ウイルスの感染機構を明らかにすることを目指している。 研究代表者のこれまでの研究成果を基軸に、極めて独創的なアプローチが提案されており、受容体非発現細胞へのウイルス感染メカニズムの解明にとどまらず、神経系への感染機構の理解及び治療法開発に資する大きな展開が期待される。
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