2020 Fiscal Year Annual Research Report
医師臨床研修と連携可能な卒前の臨床教育評価システムの開発・運用・評価とデータ分析
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20H00559
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
木内 貴弘 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (10260481)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大滝 純司 東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (20176910)
高橋 誠 北海道大学, 医学研究院, 教授 (10361718)
平形 道人 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (30199046)
首藤 太一 大阪市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (20295687)
伊藤 俊之 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50447976)
高田 清式 愛媛大学, 医学部附属病院, 特命教授 (80197102)
石田 博 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50176195)
岡崎 史子 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (10266637)
佐藤 慎哉 山形大学, 医学部, 教授 (00302290)
岡田 英理子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 講師 (20376784)
奥原 剛 東京大学, 医学部附属病院, 准教授 (70770030)
上野 治香 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 講師 (40740668)
小池 宏子 (岡田宏子) 東京大学, 医学部附属病院, 特任助教 (30849352)
石川 ひろの 帝京大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40384846)
加藤 美生 帝京大学, 公私立大学の部局等, 助教 (70769984)
高橋 理 聖路加国際大学, 専門職大学院公衆衛生学研究科(公衆衛生大学院), 教授 (60505030)
松村 明 筑波大学, 医学医療系, 客員教授 (90241819)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 医学部の臨床教育 / 卒後臨床研修 / インターネット情報システム / シームレスな連携 / ナショナルデータベース |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度には、本研究のシステムの運用開始に必要な最低限の機能(例えば、運用当初はデータの蓄積がないために、データ集計機能等は必要がないし、CBTやOSCE等の関連データの入力機能も必須でない)を完成されるために、下記を実施した。 (1)機能・要望のとりまとめ: 機能・要望のとりまとめを担当する研究分担者が、各大学、全国医学部長病院長会議、日本医学教育学会等にヒアリング等を行って実施すた。 (2)システム概要設計: 機能・要望のとりまとめ結果に基づき、システム概要設計及びシステム開発を担当する研究分担者の協議により、システム概要設計を行った。 (3)システム詳細設計とプログラミング: システム詳細設計は、システム開発と並行して行った。つまり最も基本的なシステムの大枠をプログラムのプロトタイプモデルとして開発し、これに順次必要な機能を、スパイラルモデルを活用して追加していった。従来一般的であった硬直的なウォーターフォール型での開発を避け、プロトタイプモデル、スパイラルモデルの併用による柔軟な開発を図った。 システム開発手法としては、UMINで長年システム開発を行う中で、効率・柔軟性が高いと認められてきた手法を用いた。その特徴は、開発モデルとしてプロトタイプモデルとスパイラルモデルの両方を組み合わせ、開発方法論として、データ中心アプローチを用いることにある。またシステム開発に当たっては、既存のEPOC及びEPOC2のプログラムを可能な範囲で再利用して、必要な労力・コストの削減を図った。 更に本研究で開発したシステムの活用を全国医学部長病院長会議、国立大学附属病院長会議を介して働きかける他、各大学医学部の医学教育担当の教職員向けに説明会を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
システム運用開始に最低限必要な機能がほぼ完成し、テスト運用が開始できる状態になった。また全国の医学部教職員を対象に説明会を実施して、300名以上の参加を得る等、大きな関心を集めた。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、システム開発を継続して、研究終了の2022年度末までに完成させる予定である。また今年度のテスト運用、実運用に基づいて、システムの改良も継続して実施する。
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Research Products
(2 results)