2020 Fiscal Year Comments on the Screening Results
霊長類における腹側線条体を起点とした脊髄損傷後の機能回復の神経・分子基盤の解明
Project/Area Number |
20H00573
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 一般 |
Review Section |
Medium-sized Section 59:Sports sciences, physical education, health sciences, and related fields
|
Research Institution | Kobe Gakuin University (2024) Kyoto University (2020-2023) |
Principal Investigator |
尾上 浩隆 神戸学院大学, 薬学部, 教授 (80214196)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田原 強 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 客員研究員 (20419708)
山口 玲欧奈 京都大学, 高等研究院, 特定助教 (50812640)
笠井 昌俊 京都大学, 医学研究科, 助教 (70625269)
Veale Richard 京都大学, 医学研究科, 助教 (80828880)
|
Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2025-03-31
|
Outline of Opinions Expressed in the Review Results |
応募者らは、マカクの脊髄損傷モデルを用いて、損傷後の早期回復段階における側坐核を含む腹側線条体の活動が、一次運動野を活性化し指の巧緻運動の回復に関与することを実証してきた。本課題では、脊髄損傷後の機能回復過程における意欲や動機付けによる神経回路再編についての神経・分子機構を最先端の技術を駆使して明らかにすることを目指している。 応募者のこれまでの研究成果から提案される本課題の学術的な問いは独創性が高い。脊髄損傷患者が運動機能の麻痺とともにうつ症状を示すことがリハビリの支障となっていることから、本研究の推進により中枢神経損傷後のうつ症状発症のメカニズムが解明されれば、学術的のみならず、社会的にも有用な知見となり得ることが期待される。
|