2020 Fiscal Year Final Research Report
マイクロスケール実験を用いた普通教室でも実施可能な化学・生物実験の開発研究
Project/Area Number |
20H00809
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1180:Education on school subjects, primary/secondary education-related
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Research Institution | Osaka Kyoiku University |
Principal Investigator |
TANIZAKI Yuichi 大阪教育大学, 附属学校園, 教諭
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Keywords | マイクロスケール実験 / 中学校理科生物分野 / 普通教室での実験 |
Outline of Final Research Achievements |
マイクロスケール実験の手法に着目をして、普通教室で実施可能な個別実験方法を研究する考えでいたが、昨年度から流行している新型コロナウイルス感染症における学校現場の感染症対策としても応用できるため、2年生生物分野のだ液のはたらきを調べるための実験を題材に、普通教室でどのように実施するか検討し、一定の実験手法を確立することが出来た。 その中で、生徒たち自身が普通教室で実験授業を実施することで、生徒たちが感じているフラストレーションを低減させ、また、「理科室での実験と同じ程度に理解が深まると思う」と生徒からも評価があり、一定の手応えを得ている。
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Free Research Field |
理科教育
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
新型コロナウイルス感染症における学校現場の感染症対策として、理科室での実験の自粛や、授業者による演示実験に代替している現状がある。 普通教室でも生化学分野の実験が個別対応で実施可能であるという事実は、対面での会話や、近接した状態での作業をしない、器具を共用しないという感染症対策を万全にした上で、生徒たちに実験実習をさせることが出来、今日的な課題として非常に意義のある研究となった。
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