2020 Fiscal Year Final Research Report
化学物質の有用性と危険性を学ぶIot学習教材の製作と検証
Project/Area Number |
20H00892
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
1210:Science education-related
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Research Institution | Ube National College of Technology |
Principal Investigator |
WATANABE MIKI 宇部工業高等専門学校, 技術室, 技術専門職員
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Project Period (FY) |
2020-04-01 –
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Keywords | 化学物質 / 体験型学習 / VR教材 / 化学実験 / リスクアセスメント |
Outline of Final Research Achievements |
本研究はVRコンテンツの制作から実装体験・検証までをPCとさまざまなアプリケーションを用いて行う。そのため、(1)PCとその他のインタフェースとが制限されにくいように、PCをVR製作用PCへカスタマイズした。そのPCには制作に必要な関連アプリケーションもインストールした。(2)化学実験は実体験したままを忠実に再現する必要があるため動画撮影した。(3)その動画を絵コンテとし,VR素材の制作段階である。また,化学物質の危険性と有害性の分類をGHS絵表示から理解し活用できる力を育む副教材をExcel VBAマクロでの構成を検討している。
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Free Research Field |
環境衛生工学
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Academic Significance and Societal Importance of the Research Achievements |
障がい(アレルギー体質含む)の有無に関わらず誰もが活躍できる社会環境が求められている。情報化社会の進展によりモノのインターネット(Iot)の活用も加速している.化学実験環境において「化学物質は有用にも有害にもなる」,「知っている危険性と不適切な行動により生じる潜在的な危険性がある」ことを自由な時間に繰り返し学ぶことは学習者の習熟効果が向上すると考える。本研究ではVR空間で化学物質を取り扱う基本的な技術・技能を視聴型ではなく疑似体験型で学ぶこと、実体験することが忠実に再現されていることを主体に制作・検証することが重要ある。また、薬品や専門器材などの経費と化学廃棄物量を削減できる経済効果がある。
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