2022 Fiscal Year Annual Research Report
田島道治文書の分析と研究―象徴天皇制形成期の天皇と宮中―
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20H01317
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Research Institution | Shigakukan University |
Principal Investigator |
茶谷 誠一 志學館大学, 人間関係学部, 教授 (30460009)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
瀬畑 源 龍谷大学, 法学部, 准教授 (10611618)
河西 秀哉 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (20402810)
冨永 望 公益財団法人政治経済研究所, その他部局等, 研究員 (20572069)
舟橋 正真 公益財団法人政治経済研究所, その他部局等, 研究員 (20790968)
古川 隆久 日本大学, 文理学部, 教授 (70253028)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 象徴天皇制 / 昭和天皇 / 宮内庁 / 戦争責任 / 戦後日本 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度の研究実績としては、この年度もコロナ禍の影響を受けたために研究計画の変更を余議されたものの、前年度から刊行を開始した『昭和天皇拝謁記』のうち、「拝謁記」に該当する第3巻~第5巻までを刊行することができた。さらに、宮内庁長官に在職中の「日記」を収録した第6巻も編集作業を終え、上梓することができた。 このほか、最終巻となる第7巻に収録予定の退官後の「日記」摘録と「関係文書」の翻刻作業も並行して進めた。この間、研究者の間で学術雑誌や新聞紙などに分析結果を論稿、記事という形式で発表もした。 今年度は研究対象となる田島道治文書の全体像を研究者間で把握できるようになったため、学会報告で資料紹介を行う回数も増えた。また、研究最終年度となる2023年度には研究全体の成果報告を想定し、研究成果報告会を兼ねたシンポジウムの準備や解説書の書式などについても編集会議を開催して研究者間の意思を共有させていった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナ禍による対面形式での編集会議の開催や研究協力者の翻刻作業の進捗状況の確認が困難となったため。
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Strategy for Future Research Activity |
史料原本の翻刻作業も既刊の第6巻部分までは完了したので、最終巻となる第7巻に収録する文書の翻刻作業を優先的に進めることとし、合わせて研究の最終年度となる次年度に向けて、予定している研究成果報告を兼ねたシンポジウムの準備も進めていく。
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Research Products
(15 results)