2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of High-Performance Emitting Materials Based on Head-to-Tail Carbazole Derivatives
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20H02801
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
山下 建 (アルブレヒト建) 九州大学, 先導物質化学研究所, 准教授 (50599561)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤田 克彦 九州大学, 先導物質化学研究所, 准教授 (20281644)
細貝 拓也 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 主任研究員 (90613513)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | デンドリマー / 熱活性化遅延蛍光 / カルバゾール / 有機EL |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度に合成し、2年度目に出版した嵩高い末端置換基を持つカルバゾール-ベンゾフェノンデンドリマーの研究で開拓したデンドロンに加えて末端構造として新たにフェニルフルオレニル基を末端に持つデンドロンを合成してトリアジンをコアとするデンドリマーを合成した。アダマンタンやテトラフェニルフェニル基と較べてフェニルフルオレニル基を持つデンドリマーがもっと高い80%以上の発光量子収率をニート膜で示すことが明らかとなった。分担者の細貝博士の研究室で蛍光寿命測定を行ったところフェニルフルオレニル基を導入した場合に最も逆項間交差速度定数が高く、無輻射失活も抑えられていることが明らかとなった。末端置換基によって熱活性化遅延蛍光特性を制御することが可能であることが明らかとなった。 カルバゾールオリゴマー(4量体)をアントラキノンアクセプターと結合した分子を合成した。細長い分子構造を持つため、塗布成膜での分子配向が実現できるのではないかと考えた。エリプソメータによって配向度を評価したところ、完全にランダムな配向をしていることが明らかとなった。また、膜の発光量子収率も10%以下と低かった。塗布成膜で配向を実現するにはさらに長鎖のドナーやアルキル鎖が必要なのではないかと考えられる。 発光性ラジカルをコアとするデンドリマーについては合成と高世代ほど発光が短波長シフトするという特異な挙動についての論文を出版した。また、カルバゾールドナーの末端構造を変化させることで大きく光照射下での安定性が増加することも見出し、論文を出版した。これらの新規発光分子の測定においても分担者の細貝博士の研究室での各種分光測定を協力して行った。
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Research Progress Status |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] Carbazole‐Dendronized Luminescent Radicals2023
Author(s)
Xiaotian Rui、Ota Wataru、Sato Tohru、Furukori Minori、Nakayama Yasuo、Hosokai Takuya、Hisamura Eri、Nakamura Kazuhiro、Matsuda Kenshiro、Nakao Kohei、Monkman Andrew、Albrecht Ken
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Journal Title
Angewandte Chemie International Edition
Volume: -
Pages: -
DOI
Peer Reviewed / Int'l Joint Research
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