2023 Fiscal Year Annual Research Report
Identification of epistatic and breaking genes responsible for interspecific hybrid incompatibility in pepper
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20H02981
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Research Institution | Kindai University |
Principal Investigator |
細川 宗孝 近畿大学, 農学部, 教授 (40301246)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
白澤 健太 公益財団法人かずさDNA研究所, 先端研究開発部, 室長 (60527026)
安井 康夫 京都大学, 農学研究科, 助教 (70293917)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 座止 / トウガラシ / 交雑不和合性 / 自己免疫 / エピスタシス |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度までの実験で,B(b)遺伝子の候補領域を約263 Kbpまで狭めることができた. 新たに10品種のC. annuumを用いた解析を行い, B(b)遺伝子領域の特定を行った. C. annuumの‘伏見甘長’ , ‘昌介’ , ‘山科’ , ‘伊勢ピーマン’ , ‘三重みどり’ , ‘園研甘長’ , ‘石井みどり’ , ‘ちぐさ’ , ‘魁’ , ‘タカガミネ’を用いた. これら10品種がaabb型かaaBB型か遺伝子型を推定した.これら10品種の葉からDNAを抽出し, PromethIONシークエンサー(Oxford Nanopore Technologies)を用いたロングリードシーケンスによるターゲットシーケンスを行った. ターゲットシーケンスによって得られたリードを‘タカノツメ’のリファレンスであるCan1.2(Shirasawa et al. 2023)にマッピングし, vcfを作成した. さらにRNA-seqとGO enrichment解析を行った. C. annuumのaaBB型5品種とaabb型5品種のターゲットシーケンスリードを用いたvcfの結果から, aaBB型とaabb型で配列が異なる領域(SNPが存在する領域)が大きく分けて3か所確認できた. これらの領域で座止個体と正常個体間で一貫してSNPがある遺伝子18個を確認できた. また, 3か所の領域のうち,B(b)遺伝子の候補領域である240,819,374-241,082,673 bp(263,299 bp)と重なる領域があった. このことから, 第1節で推定したB(b)遺伝子の領域が正しい可能性が高いと考えられる.GO enrichment解析の結果, 本研究で扱っている座止反応の原因として, 自己免疫反応が関わっていることが示唆された
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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