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2020 Fiscal Year Annual Research Report

新規リゾリン脂質の機能解明とその作用標的の探索

Research Project

Project/Area Number 20H03206
Research InstitutionTokyo Medical and Dental University

Principal Investigator

長谷川 純矢  東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 助教 (00533788)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井上 飛鳥  東北大学, 薬学研究科, 准教授 (50525813)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywordsイノシトールリン脂質 / リゾリン脂質 / Gタンパク質共役受容体
Outline of Annual Research Achievements

本研究計画では、申請者らが見出した新規リン脂質LysoPIPsの生理的、病態生理的機能の解析を実施する。当該年度には、ホスホリパーゼA(PLA)の網羅的なスクリーニングにより、LysoPIPsの生成に関与するPLAを幾つか見出すことができた。それらLysoPIPsを産生するPLAの安定発現がん細胞株及びノックアウトしたがん細胞株の作製に成功したため、これら細胞株はを用いて、細胞の運動能、浸潤能などを評価する。また、LysoPIPsは我々が発見した新規リン脂質であるため市販されていない。申請者は作製方法を考案し、現在純度の高いLysoPIPsを精製することに成功している。この精製したLysoPIPsを用いて研究分担者とともに、LysoPIPsの一つであるLysoPIP3をリガンドとするGタンパク質共役型受容体(GPCR)約150種類のスクリーニングを実施した。その結果、1つの受容体に高い反応性を示すことが分かった。今後、残りの150受容体に関してもスクリーニングするとともに、LysoPIP, LysoPIP2特異的に反応するGPCRのスクリーニングを実施する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

LysoPIPsを生成するPLAの同定、さらにLysoPIP3に反応するGPCRを明らかにするという当該年度の目標を達成でき、次年度への弾みをつけることができた。

Strategy for Future Research Activity

同定したPLAの安定発現細胞株やノックアウト細胞株、さらに独自で精製したLysoPIPsの標品を用いて、LysoPIPsの細胞機能を明らかにする。また、研究分担者とともに受容体のスクリーニングも引き続き実施する。すでに同定した受容体に関してはノックアウトマウスを購入し、その生理的機能解析を行う。

URL: 

Published: 2021-12-27  

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