2021 Fiscal Year Annual Research Report
混合研究法による積雪寒冷地において冬季身体活動量低下を防止するプログラムの検討
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20H03937
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
玉腰 暁子 北海道大学, 医学研究院, 教授 (90236737)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 身体活動 / 冬季 / 混合研究法 |
Outline of Annual Research Achievements |
当初検討していた地域での調査研究の実施は困難と判断し、北海道内のK高校に場を移した。高校2年生の「探究の時間」を用いて、高校生自身に身体活動を冬季に低下させないための案を検討させ、取り組みを行った。具体的には、1.今の自分の体を知る (ア)身長、体重、握力、血圧、歩行測定、Inbodyによる計測 (イ)継続的にGarmin活動量計をつけて身体活動量を計測し、自分のデータならびにグループのデータの分析 2.冬に活動量を落とさない方法を提案・実践する (ア)身体活動の現状と健康との関連を生徒たちが様々な方法を用いて調査し発表、共有 (イ)調べたことをベースに高校生が冬季に身体活動量を落とさない方法を提案 (ウ)その効果を明らかにするための研究を立案、友人らを対象に実施、とし、2022年7月より約7か月間で行った。本授業を受講した23名の生徒は、身体活動と自分たちの健康との関連について先行研究を調べ、その重要性を認識した。また、Garminデータのダウンロードを自身で行うことができるようになり、エクセルを用いたデータ分析能力も向上した。その上で、自分たちで研究計画を立案し、46名の生徒を対象とした介入研究を行った。生徒達が冬季に活動量を減らさない策として提案したラジオ体操を実施した群は、実施しなかった群と比べて冬休み期間の活動量の減少が小さく、健康意識も増加していた。生徒たちはその結果を自分たちの言葉でまとめ、学術祭で他の生徒や教員、外部参加者に伝えることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本来実施する予定であった地域での実施ができなかった。そのため、場を変え、高校生が自ら考え、活動を提案、実践する形で実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
2022年度に高校で実施した実践を他への展開を念頭に混合研究法によりまとめる。この経験を踏まえ、他の高校、または職域での実践を進める。
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