2020 Fiscal Year Annual Research Report
Development of smartphone app and feedback AI model for behavioral change among substance users
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20H03977
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
高野 歩 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 准教授 (00771883)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 俊彦 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 薬物依存研究部, 部長 (40326054)
松下 幸生 独立行政法人国立病院機構(久里浜医療センター臨床研究部), その他部局等, 副院長 (70219426)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | mHealth / スマートフォンアプリ / 物質使用障害 / AI / 機械学習 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、①アルコール・薬物使用状況をセルフモニタリングするスマートフォンアプリを開発し、アルコール・薬物使用の減少等を指標にランダム化比較試験(RCT)で有効性を検証すること、②ウェアラブル活動量計で身体的・行動的データを収集し、セルフモニタリングアプリで収集した情報とウェアラブル機器による計測情報の統合結果に基づく適切なフィードバック手法の人工知能(AI)モデルを開発することである。 2020年度は、目的①に関して、アルコール・薬物使用者を対象とした行動変容促進スマートフォンアプリの開発を行った。研究代表者らが薬物使用者向けに開発したアプリのコンテンツに、アルコール使用者向けのコンテンツ(飲酒状況の記録、アルコール関連問題の情報提供)を追加した。さらに、アンケートの項目を修正し、アプリ内でデータ収集を行う基盤を整えた。また、共同研究者と協議の上RCTのプロトコールを作成し、UMIN-CTRに登録した。年度内にリクルートを開始する予定であったが、COVID-19の影響で研究対象となる通院患者が減少し、リクルート医療機関に訪問することが困難となったため、リクルート開始を延期した。今後もCOVID-19の影響が継続すると考えられたため、調査会社にもリクルートを依頼し、健康被害リスクのあるアルコール使用がある人を病院以外からもリクルートし、必要サンプル数を確保することとした。このような修正点を踏まえた研究計画を立案し、倫理審査における審査を受けた。 目的②に関して、機械学習による解析を担当する共同研究者・企業と打ち合わせを重ね、産学連携共同研究の契約に向けた準備を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
COVID-19の影響により医療機関でのリクルートに困難が生じた。それに伴いリクルート方法や研究計画の修正が必要となり、リクルート開始が延期された。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度に研究計画がおおむね完成したため、倫理審査委員会による承認後に研究対象者のリクルートを開始する。ただし、COVID-19の影響により、特に医療機関におけるリクルートに困難が生じる可能性があるため、状況を見ながら研究計画を見直す。また、共同研究期間と産学連携共同研究の締結を結ぶ。
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Research Products
(12 results)