2023 Fiscal Year Annual Research Report
がんゲノム医療に対応するがん看護専門看護師育成のための介入研究
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20H03987
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
村上 好恵 東邦大学, 看護学部, 教授 (70384659)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今井 芳枝 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(医学域), 教授 (10423419)
川崎 優子 兵庫県立大学, 看護学部, 教授 (30364045)
武田 祐子 慶應義塾大学, 看護医療学部(信濃町), 教授 (80164903)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | がんゲノム医療 / 遺伝性腫瘍 / がん看護専門看護師 / 介入研究 / 人材育成 |
Outline of Annual Research Achievements |
2023年度は、遺伝性腫瘍の患者や家族の状況に対するアセスメントの視点を学ぶための教育プログラムを試作した。さらに、この教育プログラムをがん看護専門看護師に使用してもらい、試作した教育プログラムの内容と運用方法について検討し、改善点を見出すことを目的として実施した。 ①教育プログラムの試作については、全員の実践経験をもとに、事例の作成と、実際にどのような視点でアセスメントを行い、どのようにケアを行うのか、について解説した事例動画を4本作成した。また疾患の基礎知識編の動画も作成した。 ②教育プログラムの運用は、個別に学習ができるe-learningと遠隔会議システムを用いて1回集合するWEB型交流ディスカッションの組み合わせを採用した。個別に学習ができるe-learningを提供するために、プラットホームとなるホームページを作成し、研究対象者は、一定期間いつでも自由に何度でもアクセスできる設定とし、そのアクセス回数や時間帯、視聴時間などをデータ収集した。遠隔会議システムを用いて1回集合するWEB型交流ディスカッションは、3時間を予定し、e-learning事例のディスカッションと質疑応答、難渋事例のディスカッション、がんゲノム医療における意思決定支援の情報提供、の3部構成とした。 ③ WEB型交流ディスカッションの終了後に、今回の教育プログラム内容および運用方法は、がん看護専門看護師の学習ニーズに合致しているのかGoogle Formsを用いて意見を収集した。研究協力者17名からは、e-learningの取り組みやすさと、集合教育との組み合わせによるサポートの良さに関する評価が高かった。一方で、e-learningとして何度も視聴可能であることを活かし、もっと事例のアセスメントを詳しく解説してほしいという要望もきかれた。今後、これらの意見を基に改善し、実際に活用していく予定である。
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Research Progress Status |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)