2021 Fiscal Year Research-status Report
コーパス分析による書き言葉的「硬・軟」度と話し言葉的「硬・軟」度の語への付与
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20K00655
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Research Institution | National Institute for Japanese Language and Linguistics |
Principal Investigator |
柏野 和佳子 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 音声言語研究領域, 准教授 (50311147)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸山 直子 東京女子大学, 現代教養学部, 教授 (00199936)
佐渡島 紗織 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (20350423)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 文体 / 書き言葉 / 話し言葉 / コーパス / 位相 / 学術的文章 / 文章作成 / 日本語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)石黒圭編『日本語文章チェック事典』(東京堂出版 2021年11月)の「3章 文体」「3文体の考え方」を担当し、本科研の話し言葉・書き言葉的な語の調査分析結果を反映させて執筆した。 (2)国立国語研究所共同研究プロジェクト「大規模日常会話コーパスに基づく話し言葉の多角的研究」とカレル大学哲学部アジア研究所日本研究学科共催による「Design, construction, and application of Japanese language corpora」の講演会にて、本科研の話し言葉・書き言葉的な語の調査分析結果を反映させた講演を行った。 (3)国立国語研究所共同研究プロジェクト「大規模日常会話コーパスに基づく話し言葉の多角的研究」主催のシンポジウム「日常会話コーパス」VIIにて、本科研の話し言葉・書き言葉的な語の調査分析結果を反映させたポスター発表を行った。 (4)対面での研究打合せを開催できなかった代わりに、メールによって進捗の報告・確認をした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
各自が所属する機関にてコロナ禍対応業務が多くあり、本課題に取り組むための十分な時間の確保が困難であった。また、今年度はオンライン打合せも行えず、メールのみの報告・進捗確認となり、全員参加での打合せが実施できなかったことも遅れの原因になっている。
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Strategy for Future Research Activity |
対面の打合せが依然困難な場合は、オンライン打合せを活用することで後れを取り戻し、成果をまとめていく予定でいる。
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Causes of Carryover |
予定していた出張や役務の発注が実施できなかったことによる。
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Remarks |
共同研究者として参加している、グエン・ティ・ビック・ハーが、「ベトナムにおける日本語教育の推進」の業績に対し、外務大臣表彰を受けた。2020年度12月の受賞だったが、コロナ禍のため、2021年10月7日に表彰伝達式が行われた。
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Research Products
(4 results)