2020 Fiscal Year Research-status Report
小学校教員志望の大学生を対象とした英語指導力向上のための自己研修に関する研究
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20K00788
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Research Institution | Kyoto Sangyo University |
Principal Investigator |
松永 舞 京都産業大学, 共通教育推進機構, 教授 (30351571)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 小学校英語教育 / 自己研修 / 教職課程 |
Outline of Annual Research Achievements |
今後拡充強化される小学校英語教育において、教員を目指す教職課程の学生の英語力・指導力の向上が急務である。一方で、コア・カリキュラムで示されている「外国語の指導法」科目、および「外国語に関する専門的事項」科目の単位数(授業時間)では学生が科目内容を十分に理解、習得することは難しい。そこで本研究では、コア・カリキュラムの「外国語に関する専門的事項」科目をとりあげ、教職科目担当教員が授業内容に実践練習を取り入れるよう工夫することと、学生が授業外に自己研修を行うこととを通じて、授業内容の習得を補完できることを、学生を対象とした英語力・指導力調査等を通して検証する。1年目にあたる今年度は、2年目に実施するパイロット実験の準備期間とし、実験用テキストの選定、自己研修内容の準備、現シラバスの修正、英語力・指導力等の調査アンケートの作成、毎授業実施予定の小テストの作成等を行った。自己研修内容(テキスト)は教師としての基礎英語力、指導力となる教室英語と発音について扱うこととした。一方で、準備の一環として大学生対象に予備調査を実施予定であったが、コロナウィルス感染症拡大を受けて予定していた授業が急遽オンライン実施となったため、実施を見送ることとなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
コロナウィルス感染症拡大のため、予備調査を予定していた大学での授業が急遽オンライン授業となったため、予備調査を実施出来なかった。また、コロナウィルス感染症拡大のため、発表を予定していた海外の学会にも参加できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
2年目となる2021年度は、1年目で準備した実験内容に沿って、予定通りパイロット実験を対面授業で実施する予定である。1年目をふまえ、パイロット実験を予定している大学での授業が急遽オンライン実施となった場合は、実験内容をオンライン対応に変更する予定である。
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Causes of Carryover |
コロナウィルス感染症拡大の影響により、今年度予定していたが実施出来なかった予備調査における費用(テキスト代と謝金)、また、海外での成果発表にともなう出張費、出張先で使用予定であったノートパソコンの購入等を見送ったため次年度使用額が生じた。これらの費用は次年度実施予定の実験及び成果発表にともなう出張等で使用予定である。
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