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2020 Fiscal Year Research-status Report

中・近世尾道・西國寺における修学・付法活動研究のためのデジタルアーカイブ構築

Research Project

Project/Area Number 20K00951
Research InstitutionTokushima Bunri University

Principal Investigator

濱田 宣  徳島文理大学, 文学部, 教授 (20299332)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 古田 昇  徳島文理大学, 文学部, 教授 (30299333)
橋詰 茂  徳島文理大学, 文学部, 教授 (40462072)
青木 毅  徳島文理大学, 文学部, 教授 (70258317)
Project Period (FY) 2020-04-01 – 2023-03-31
Keywords仏教史学 / 聖教 / 典籍 / 寺院史 / 日本史 / 文化史 / 仏教 / 地域史
Outline of Annual Research Achievements

本研究の対象となる西國寺所蔵資料は17,224点(聖教11,412点、典籍5,631点、近世近代資料181点)になる。その内、仏教史学並びに日本史学研究等において貴重な価値をもつ「聖教」11,412点は特に注目される。西國寺所蔵資料の調査研究は平成12年度から取り組んだ結果、令和元年度までに基本データとなる①資料調書作成、②資料の写真撮影、③資料整理(個別番号札の貼付及び保存箱への収納による保存措置)、④資料情報の電子データ化・公刊(『西國寺調査研究報告書第1~18号』徳島文理大学)は完了した。
本研究は、②資料の写真撮影で得た約89,000コマ(内78,157コマはネガフィルム)に及ぶ膨大な画像データをデジタルアーカイブ化し、資料情報の電子データとリンクさせ、仏教学はもちろん日本史学や仏教史学、さらに国語学等の諸学において、貴重な研究材料として活用できる状況にさせることを目的としてその作業を進めている。本研究に先立つ平成29~令和元年度においてネガフィルム68,160コマのデジタル化が完了し、令和2年度に残り9,997コマのデジタル化を完了させた。
引き続き、それらにデジタル写真約10,000コマを加えた総計約89,000コマのデジタルアーカイブ化を進めているが、本年度はそのための下準備(各画像データ個別番号付け方法の決定・データチェック方法の確立等)をした上で、各画像データへの個別番号付け(データファイル名変換)に取り掛かり、15,954データの作成を終えた。
なお、本学の単独経費にて、17,224点の資料情報を掲載した『西國寺調査研究報告書』PDFと資料の電子データベースをCD-ROM制作して全国の研究機関等へ配布し、西國寺のみならず広く瀬戸内の歴史と文化の解明、さらに日本史学・仏教学・仏教史学など諸学の発展に寄与する取り組みを行った。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

資料17,224点に対して、画像データは約89,000コマにのぼり、内78,157コマはネガフィルムであったため、それらをデジタル化するためのスキャニング整理加工には相当の時間を要したが、本年度前半において完了した。引き続き、約89,000コマのデジタルアーカイブ化を進めているが、本年度はそのための下準備(各画像データ個別番号付け方法の決定・データチェック方法の確立等)をした上で、各画像データへの個別番号付け(データファイル名変換)に取り掛かり、15,954データの作成を終えた。
当初計画では、令和2年度:30,000コマ、令和3年度:30,000コマ、令和4年度:29,000コマのデータファイル名変換を予定していた。本年度は、当初予定約30,000点には達しなかったものの、綿密な下準備が整った上での作業となったため、予定よりも早く、令和3年度末までにはこの作業は完了し、最終的な目標である「資料の電子データと画像データを融合したデジタルアーカイブ化」を確実に令和4年度末までに完了する見通しが立った。
以上のとおり、本研究は概ね順調に進展していると言える。

Strategy for Future Research Activity

引き続き、西國寺所蔵資料の画像データ、残り約73,000コマについて、個別番号付け(データファイル名変換)を進める。本年度中にはその作業の完了が見込まれており、資料情報の電子データと照合しながら、不足あるいは不鮮明な画像データの再収集(西國寺における写真撮影)を行い、アーカイブ構築の精度をあげていく。

Causes of Carryover

その他の科目における「データファイル名変換」作業について、予定していた30,000コマから15,954コマに留まったことによる。ただし、この点については、「現在までの進捗状況」並びに「今後の研究の推進方策」において記述したとおり、令和3年度末までに完了する見通しが立ったため、結果的には予定よりも早く遂行できる見込みである。
支出経費についても、前年度未使用額を令和3年度において執行することとなる。

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Published: 2021-12-27  

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