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2021 Fiscal Year Research-status Report

Model Building for Startups Cluster in Local Cities

Research Project

Project/Area Number 20K01849
Research InstitutionJapan Advanced Institute of Science and Technology

Principal Investigator

姜 理惠  北陸先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 准教授 (90570052)

Project Period (FY) 2020-04-01 – 2024-03-31
Keywordsスタートアップ / 中小都市
Outline of Annual Research Achievements

本研究は海外のスタートアップ集積中小都市を定性調査、公的統計からの知見なども併せて「中小都市におけるスタートアップ育成・集積モデル」を提示し、地域経済振興の対策を提示することを目指すものである。
本年度もCovid-19の影響により海外のスタートアップ集積都市への訪問調査はできなかったため、大都市におけるスタートアップ集積に関する先行研究調査を進めた。
中小都市においても新規事業者育成の必要性は大都市に劣らず喫緊の課題でありながら、これらに関する研究は非常に少ない一方、大都市におけるスタートアップ育成や集積は、すでに先行研究の蓄積が厚く、実務に資する知見も多いため、訪問調査に先んじてこうした先行研究を整理した。大都市のスタートアップ育成は、起業の成功を支える地域のネットワークの観点から主に論じられてきた。Sexenian(1990)はシリコンバレーで成功した起業家たちは、ポリシーメーカー、アカデミシャン、経営者たちとのインフォーマルな交友関係から起業支援を受けていると指摘した。Bania, Eberts and Fogarty(1993)ではシリコンバレー周辺の大学や研究機関などからの知識流入によって、地域産業が発展している様子が示された。Steenhuis and Bruijn(2010)は、 MIT やスタンフォード大学など高等教育機関からスピンアウトするスタートアップが、直接的のみならず間接的にも地域の経済活動に影響を与えると主張しているなどの研究成果はすでに整理していたが、それにを発展する近年の関連調査を実施し、地域のビジネスエコシステムにまで知見を広げた。
加えて日本国内のスタートアップ集積を目指す福岡、金沢でフィールドワークを実施した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

海外を対象にした研究であるため現地調査が進まない点で遅れているが、国内でできる調査に切り替えて進め、海外渡航が解禁になった時点で早急に現地調査を実施する準備を進めている。

Strategy for Future Research Activity

本年度は海外渡航が可能になるものと期待し、候補予定地とのオンライン交渉を進め、下半期以降の現地調査を実施計画である。

Causes of Carryover

海外調査ができなかったため

URL: 

Published: 2022-12-28  

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