2021 Fiscal Year Research-status Report
女性医師のワークモチベーションを上昇させる動機づけモデルの樹立
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20K02622
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Research Institution | Kurume University |
Principal Investigator |
守屋 普久子 久留米大学, 医学部, 講師 (80449917)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
片岡 仁美 岡山大学, 大学病院, 教授 (20420490)
石田 万里 広島大学, 医系科学研究科(医), 准教授 (30359898)
和久屋 寛 佐賀大学, 教育学部, 教授 (40264147)
角間 辰之 久留米大学, その他部局等, 教授 (50341540)
城戸 瑞穂 佐賀大学, 医学部, 教授 (60253457)
黒木 祥光 久留米工業高等専門学校, 制御情報工学科, 教授 (60290847)
柏木 孝仁 久留米大学, 医学部, 准教授 (70320158)
宮田 潤子 (秋吉潤子) 九州大学, 医学研究院, 講師 (20380412)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ワークモチベーション / ジェンダー / キャリア形成 / 女性医師 |
Outline of Annual Research Achievements |
令和3年度は、令和2年度に作成したwebでの調査票用アプリケーションを用いての調査を実施した。 web調査に参加した大学は、久留米大学、広島大学、岡山大学、九州大学、佐賀大学の5大学で、各大学の倫理委員会での調査実施の許可を得た順から、調査に入った。参加者を募る方法としては、各大学の医局を通じて、各医局に所属する医師に紙媒体もしくは電子メールで参加者を募り、参加者にIDを登録してもらった。ID登録はメールで行い、参加者がメールを送信する際に、調査への同意を記入してもらう方法をとった。IDの登録者には、調査への同意の記載があることを確認した上で、web調査用のURLと個々に設定したパスワードを送付し、IDと個々のパスワードで認証を行った上で調査票への入力を行ってもらった。また本調査で用いるアプリケーションは、登録者同士のweb上でのコミュニケーションも取れる設定であるので、入力者には個々のニックネームも設定してもらった。 調査は令和3年6月初旬から開始し、令和4年2月末で終了した。本調査へのID登録者は約300人(久留米大学関連と広島大学関連でそれぞれ約100人、岡山大学関連で約50人、九州大学関連で約30人、佐賀大学関連で約20人)。そのうち何らかの入力があったのは、約250人であった。 調査の開始当初は、スマートフォンでの入力が難しかったり、登録者が古いOSを使っていたための入力トラブルなどが認められたが、調査の進行とともにそれらのトラブルも改善され、無事に調査を終了した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本調査は、大学病院やその関連する一般病院に勤務する医師を対象としている。調査を依頼した大学は、いずれもコロナ患者の受け入れ対象病院であり、コロナ患者への対応の合間を縫っての調査実施であったことは十分想像できるが、共同研究者となった各大学の担当者の裁量により、年度内に調査を終了できた
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度には、令和3年度に得られたデータを解析用のExcelシートに書き出すためのプログラム作りから開始し、その解析用Excelのシートを用いての、統計解析とAI解析を実施する。本調査前のpilot studyにより、これらの解析方法はある程度モデル化されているが、本調査項はpilot studyよりも項目数が増えているため、解析方法はやや複雑になると考えられ、解析方法は改良が必要と考える。解析を担当する共同研究者と意思の疎通をはかり、年度内に解析を終え、論文化することを目標とする。
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Causes of Carryover |
R4年度はR3年度に得られたデータをExcelに移すためのプログラミング費用に多額を充てるとともに、各共同研究者には本研究遂行のために残額が出ないように、翌年度分と合わせて年度内に使いきるように指導する
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