2020 Fiscal Year Research-status Report
チェンジエージェント能力を向上させる問題抽出と目標設定スキルアップ教材の開発
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20K03165
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Research Institution | Doshisha Women's College of Liberal Arts |
Principal Investigator |
光木 幸子 同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (70269778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
當目 雅代 同志社女子大学, 看護学部, 教授 (20259435)
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Project Period (FY) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | チェンジエージェント能力 / 看護師基礎教育 / 教育教材作成 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、「看護師のチェンジエージェント能力を向上させる「問題抽出と目標設定スキルアップ」教材を用いた教育方法は有効か」を明らかにすることである。 今年度は.糖尿病看護のエキスパート看護師から抽出したチェンジエージェント能力の構造からトレーニングドリル内容の検討と作成をするために、学習支援システムmanabe上に設定する①専門的知識の習得②患者生活の把握、③患者病状の把握、④問題洗い出しのコミュニケーションスキルアップ、⑤患者にあった目標設定のコミュニケーションスキルアップの内容案を作成した。検討の過程で糖尿病看護のエキスパートに検討内容を提示し、意見をいただき内容を精練する予定であったが、コロナ感染の拡大により看護師からの協力が得られない状況にあり、内容案を作成した時点でとどまっている。 また、学習支援システムmanaba上のトレーニングドリルで使用する「患者の今の問題点を明らかにするための関わりと長期目標と短期目標を患者から導き出すための関わり」のシナリオ動画のシナリオ案を①食事が守れない50歳代男性糖尿病患者、②運動の時間が取れない50歳代女性糖尿病患者、③生活リズムが整えられない60歳代男性糖尿病患者の内容を検討した。検討の過程で糖尿病看護のエキスパートに検討内容を提示し、意見をいただく予定となっているが、コロナ感染の拡大により案を作成した時点でとどまっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
臨床のエキスパートからの意見を頂き案を精選することができていないため、案の段階でとどまっているため、予定よりも進行が遅れている。 またコロナ渦により研究補助員に大学に来て仕事をお願いすることができていないため予定より遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、エキスパートからの意見を伺い、糖尿病看護のエキスパート看護師から抽出したチェンジエージェント能力の構造からトレーニングドリル内容を作成すること、トレーニングドリルで使用する「患者の今の問題点を明らかにするための関わりと長期目標と短期目標を患者から導き出すための関わり」のシナリオ動画の3つのシナリオを作成し、シナリオ動画を完成させることを目指していく予定である。
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Causes of Carryover |
今年度は学会の旅費が不要になったことと、大学に研究補助員が来ることができなかったため人件費の支払いがなかったためこのような結果となった。
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